• 久しぶりにフルトヴェングラーの振る《トリスタンとイゾルデ》を引っぱりだしてきて、椅子の座面の端に尻をひっかけてだらりと延びて、第一幕を聴いている。最近ずっとこういうワーグナーを聴いていなかったからとても新鮮で、濃淡のくっきりとした性格の強い声と、刻々と変化してゆくぼんやりとした暗い色彩の塊(ロスコの画面のような)を紡いでゆくオーケストラの雄弁さにぼうっとしている。
  • 神戸の駅前の居酒屋で、H監督とMZ氏と待ち合わせて新年会。終電に近い時間まで、ずっと喋っている。