チームE《手をつなぎながら》公演をみる

  • バスのなかで原稿の赤をまだ入れている。名古屋駅に着いて、エスカのエスカレータをでれでれと降り、ネットカフェに飛び込んで、ひたすら原稿を訂正する。
  • 鶴舞の古本屋を覗いてから(大学堂は休みだった)愛知県立芸大サテライトギャラリーで三上俊希「呼吸する空間」展をみる。草間ふうのボツボツブツブツ系だろうかと想像していたが、そうではなくてずっとカラッとしていて、大変面白かった。
  • 伏見に出て、長者町のエビスアートラボで都築絵利奈「私のスコープ」展をみて、N-markで「BLACK TICKET 2016」展をみる。
  • 久しぶりの劇場。《AKB49》後初の須田さんの出る《手つな》。《チョコの行方》でぽーんと笑顔で決めてみせるきれいなジュテとかアンコールの《チキンLINE》での回転のキレだとか、最後列だったがほとんどセンターの席だったので、広くフレーミングしながら須田さんの一挙手一投足をつぶさに眺めることができ、たいへん満足。
  • 《雨のピアニスト》は熊崎センターで脇が井田玲音名と酒井萌衣で全員推しメンという豪華さなのだが、くまちゃんがまだこの曲を全力で鷲づかみにしきれていないように思った。くまちゃんとこの曲の組み合わせはチャレンジングでとてもよいと思うのだけど、静かな狂気のひと松井玲奈狂恋の演出でこの曲を染め上げた須田亜香里のような方向性が、まだくまちゃんは決め切れていないという感じがした。一朝一夕でできるものではないだろうから、くまちゃんがこの曲とどういうふうに今後付き合ってゆくのか、それがすごく愉しみ。めいめいの腰のうねりの色っぽさは、ますます凄いことになっていた。

井田玲音名市野成美加藤るみ鎌田菜月木本花音熊崎晴香・後藤楽々・斉藤真木子・酒井萌衣・柴田阿弥・菅原茉椰・須田亜香里高寺沙菜福士奈央・浅井裕華・片岡成美