• 公演が終わってからも、犬塚あさなの言葉が残って、帰りの電車の中でぼんやり考えていた。
  • 犬塚はきょう、山田樹奈のMCのうまさを褒めて、それは彼女が誰よりも空気を読めるからと云ったのだが、終わりの挨拶では、観客に向かって、推しメンがいるのなら、彼女たちのいいところを見つけて、それをきちんと認めて育ててあげてほしいというようなことを云った。
  • 先日、犬塚はツイッターで、「24年間空気しか読んでません」と呟いた。卒業発表のすぐあとのブログでは、「これからは自分のためだけに、自分の事をしたい」と書いた。そんな彼女にとって、SKEメンバーとしての決して短くない時間が、トータルでは幸せであったことを祈るばかりだけれど、でもやっぱりアイドルというのは、ものすごく苛酷な選択であるのだとも思う。推しメンが辞めずに残ってくれていることは、ただもう僥倖でしかないのだろうし、辞めてゆくメンバーたちには、労いと今後の人生の幸福を祈念するしかない。
  • しかし、ほんとうにいるらしい、アイドルの前にわざわざ握手券を買って出て行って、「苦言を呈する」という名の悪口を浴びせる最低な奴。