きょう買ったCD

  • 『Astrid Varney』(DG、Original Masters)
    • 私の大学のときの恩師・須藤訓任先生は、講談社選書メチエで『ニーチェ』と云う著書(私が大学を出てから出版されたこの本を読んで、最初の就職にしくじった私はどれだけ励まされたことか!)をお持ちの哲学者である。私は先生の不肖中の不肖の弟子であるが、私が五回生(苦笑)のときに先生が、学内報でお薦めの音盤を選ばれたことがあった。そのなかの一枚が、アストリッド・ヴァルナイがDGで録音した『トリスタンとイゾルデ』の抜粋だったのだ。先日の引越の荷物を作っているとき、先生の論文のコピーなどと共に、その学内報が出てきた。そしてやっと、昨年出ていたこのCDとめぐり合ったと云うわけである。