きょう買ったCD

  • パルジファル』(指揮:ジェイムズ・レヴァイン。1985年バイロイト・ライヴ)
    • 「同じ曲ばっかりで飽きない?」と或るひとに訊かれたが、飽きない。同じ曲だが全然違うのだ。寧ろ、同じ曲だから全然違うのが判る、と云うべきか。就寝前に取りあえず第一幕の「前奏曲」だけを聴いたが、私の好みから云えばこれは遅すぎる。晩年のカラヤンのそれもずいぶん遅かったが、あれにはサッカリンのような毒々しい甘さがあって、寧ろ私は好きである。
    • 数えてみたら『パルジファル』は15種類の録音を持っていた。多いと感じるか、少ないと感じるか。もし私がクナッパーツブッシュの指揮するそれに参っていたら、もっと恐ろしいことになっていたのは間違いないが(苦笑)。しかし、バイロイト音楽祭史上、最も上演時間の長かった『パルジファル』として知られる、1931年のトスカニーニ指揮の録音はないのだろうか? 昔、何処かで「ある」と云う記述を読んだ記憶があるのだが。