ミシマが生きていたら80歳かぁ……。

  • 例えばこれが去年の冬なら決して信じられないことだが、帰りの電車で私の左右に座った若い女性がふたりとも、三島由紀夫の『春の雪』を読んでいた。映画の効果は大きいねえ。『奔馬』で挫折せず、ぜひ『天人五衰』までたどり着いて、あの壮絶に空虚なエンディングを味わっていただきたいものです。