ようやく劇評を書き終える。

  • 「しま」に足をがぶがぶされるのに耐えかねて起き出し、彼の朝食を準備し、私も柚子が準備してくれている朝食をもそもそと食べる。
  • ブーレーズCBS時代のウェーベルン全集を出してきて、その異様な「カンタータ」を聴きながら、『病的船団08』の劇評を書き終え、アップする*1
  • 「しま」は黙っていれば可愛い仔猫なのだけれど、兎に角活発で、私は成るほど木偶の坊には違いないが、「しま」はそれを木の幹のことと勘違いしているのか、爪を立てて肩まで一気にずざざざざざざっと昇ってくるのだ。しかも、仔猫だからなのか彼の特性なのか、足の運びが暢気なので、ますます爪が肌に食い込むのである。イイイタイタイタイタイタタタイタタ……と訳のわからない叫びを隣の男はよく上げるもんだと、隣家の人は思っているに違いないのである。
  • 夜、アルバイトに行き、帰宅してから柚子と夕食を取る。ところで、きょうは彼女の誕生日なのである。バースデイ・ケーキを買ってこようと思ったが、ひと晩では食べ終えることもできず、明日から私は出かけるので、私が帰ってから仕切りなおすことにした。
  • 真夜中、眠る柚子の胸の上で寝ていた「しま」が起き出してきたのに邪魔されながら着替えを準備して、持ってゆく本を選び、コリコリと『スーパーソニックジェットガール』の劇評を手直しして、アップする*2。これで漸く、総ての劇評を書き終えた。長かった。しかしつくづく、じぶんが演劇なるものの良し悪しを、どう云うふうな評価をしているのかが、よく判った。