• 天気予報で云うていたとおり、昼過ぎから雨が降る。洗濯をしたかったのだが、断念して正解だった。ざざっと斜め読みしていた秋尾沙戸子の『ワシントンハイツ』をキチンと頭から読み始める。さっそくまた次の一柳論で使えそうな新しい繋がりを発見する。私は、戦後日本の最も重要な批評家は江藤淳であり、戦後日本の最も重要な音楽家一柳慧であると考えるようになっていて、そして、些かの繋がりもない彼らだが、しかし時代の星座のなかでそれぞれは、どちらがこちらと云うのではなく、ネガとポジのような具合で、共振しあっていると云う確信を深めつつある。