『エンジェルウォーズ』をみる

  • からりとした晴天かと思えば、大雨が降る。パスタを茹でて、柚子の作り置きのミートソースを温めて昼飯を食べながら、『マジすか学園』をDVDで第6話までみる。
  • きょうからアルバイト先が休みに入ってしまったので(大いに困る)16時、プールへ泳ぎに行く。この時間も先日の22時のプールと同じように空いていてありがたい。きょうはクロールで1000メートルを泳ぐことができた。
  • 夜、梅田のブルク7まで出て、レイトショウでザック・スナイダーの『エンジェルウォーズ』をみる(字幕版)。原題の『Sucker Punch』のほうがいい。幾ら、「ポーランド式治癒法」なる語彙の響きが蠱惑的であろうと、アビィ・コーニッシュのむちむちの肢体が眩しかろうと、ゾンビのドイツ兵が犇く第一次大戦塹壕にMa.K.をぶち込もうが、ツェッペリンが派手に爆発炎上しようが、つまり、見物の好むものがスクリーンの上にちりばめられていても、構成ができていなければ、そのイメージがよっぽどのものでないかぎり、映画にはならない。
  • ザック・スナイダーが、バズ・ラーマンの『ムーラン・ルージュ!』を戦争映画でやりたいと思っただろうその目論みは判るし、『ムーラン・ルージュ!』というフィルムの際立った破壊性をよく注視していると思うが、『ムーラン・ルージュ!』はイメージによってと云うよりむしろ、構成の妙によって、あのヴァイオレンスの大盤振る舞いを、飽きさせずに実現しているのである。