• 夜によると、もう雨はだいたい止んでいるが、風が強くて冷たい。道に迫り出していた満開だった桜の花弁は昼間の雨ですっかり振り落とされて、黒い舗道の上や側溝の縁に分厚く積もっている。それは雨を含んでぶよぶよしているだろうと思うのだが、風に曝されて水は飛んでしまったらしく、踏み分けて進むと靴の下でさくさくと乾いた音を立てた。
  • ロヒンギャ危機』を少しと『ホロコーストと国家の略奪』を少し読む。ヤンゴンの第一医科大学学生連盟の発した、ロヒンギャへの虐殺のときに「目を瞑ったために、今日のような残酷な不当行為が行われ、その結果を被ることとなった」との声明をネットで読んで、ナチは東部での殺戮や蛮行を戦線の後退に伴って西でも行うようになったのを思い出す。
  • 庵野秀明にはどうせなら『シン・ラブ&ポップ』を撮ってほしい。NHKの『仕事の流儀』は、何より本棚にモザイクがかかっていたのが猛烈に萎えた。
  • ベルチャ四重奏団のブリテンのSQ3のCDを出してきて聴く。こんな不思議な始まり方をするのだったかと驚く。