• 庭の木を半分ほどの高さに伐ってもらおうと造園の業者に電話をするが、見積もりの日取りは決めずにもやもやと切る。
  • 洗濯物を干して、午後から出かける。福島で降りて梅田まで出て阪急烏丸。京都文化博物館で、鈴木仁篤とロサーナ・トーレスの『TERRA』を見る。川辺にこんもりと盛り上がった土塊には、やはり泥まみれなのだがそこだけが人間の作ったものとはっきりと判る鉄の扉がくっついていて、そこから濛々と煙が噴き出す。純白のヴェールが盛んに舞うようで、とてもセクシーな動きである。窯に立てかけられたスコップ、ジャクソン・ポロックのポーリングのように過たず投げつけられ、窯にくっつく泥濘の音、ほとんど画面の外にいる鳥たちの鳴き交わす声、風の音、崖の上でスコープ付のライフルを持っている狩人が画面の端にいて、そのずっと眼下を、米粒のように犬や羊たちが走るさまを捉えたショットなど、どれもとても豪奢で、美しかった。