• 今日は天気が悪いのは昨日から知っていたので、ぐずくずと昼前まで眠って「しま」に起こされる。「しま」は便通も良く見違えるほど元気。
  • 大島渚論を書こうとしてコピーの束と本ばかり増える。中原弓彦の「喜劇映画の衰退」の冒頭の「見逃した方が多いと思うが、いつか、テレビで」に変わるのは『笑殺の美学』からだった。冬樹社の『山川方夫全集』も竹内好訳の『魯迅文集』も晶文社の『島尾敏雄作品集』も幾ら安いからといって揃いで買わなくてもいい気もするのだが(特にブツが郵送で届いた折には強く思う)、そうしないと気が済まないのだからしかたがない。DVDで『絞死刑』を見る。1967年11月16日の小林信彦の日記には『島尾敏雄作品集』を揃いで買ったことと『絞死刑』への出演依頼があったことが並んで記されている。今日は結局どこにも出かけず。夜中にケント・ナガノとベルリン・ドイツ響のブルックナーの《六番》を聴く。これもいい。