鼻ぴくぴく

  • 現存する女優の中で、私が最も偏愛するニコール・キッドマンの主演最新作(監督はノーラ・エフロン)『奥さまは魔女*1を試写で観る。実はこの映画、柚子が先に一般試写会で観ていて、そのとき私の携帯に「映画は嫌みのないラブコメで面白かったよ。キッドマンが可愛らしかった。往年のドラマ風味を醸し出しつつ古臭くなくおしゃれ、といった感じ。切れ味っていうよりバランスって印象かな〜。」と云うメールを呉れていたのだ。で、私の感想も、ニコール・キッドマンが可愛いっっっ!と云うのに尽きる。あと、父親役のマイケル・ケインのすっとぼけた芝居が良かった。
  • 新城カズマの『サマー/タイム/トラベラー』を読了。これは良い。何とも切ない科学哲学系青春SF小説。小山田とオザケンだけになったフリッパーズ・ギターを聴いたときの感触に、よく似ている。その膨大な知識と過剰な自意識とあきれるほどの脆弱さとふてぶてしさと愛のカクテルが。夏休みの読書に強く推薦する。
  • 夜、F大兄から電話。人の良さと邪悪さを関数とする文藝の未来に就いて、新城カズマの仕事を参照しつつ、駄弁る。