• 昼過ぎから宝塚。大劇場で星組。その後、白華れみの宝塚最後のお茶会に参加する。お茶会そのものが私は初めて。何度か行ってみたいと思うことはあったが、やはり何処かで、白華れみは、まだ、もうしばらくは宝塚の舞台に立ってくれていると信じていたのだと思う。退団の発表があってから、これで参加しなかったら絶対に後悔すると思って、取次をお願いした。
  • 会場から白の日傘が贈られた。それはれみさんの希望だったそうである。そのお返しに、と、れみさんがマイクを取って、歌を唄ってくれた。彼女の歌声はとてもしなやかで勁いから、マイクなんて要らなかったのだと思う。実際、スピーカーから流れた音はところどころ割れてしまっていたから。しかし、その《Welcome to Burlesque》は、やっぱりとても素晴らしかった。映画でシェールが歌ったのとは違って、やはり『REON!!』のときのように、ばりばりと空間を引き裂いてゆくような唄いぶり。もう退団だからと、しっとりと唄いおさめると云うのではない。「終わり」をどれだけ見事に終わらせられるかと云うことに、今の白華れみは、全力を傾注しているのだと思った。