• 仕事が終わってから柚子と灘駅で待ち合せて、駅の改札のモスバーガーで夕食。HAT神戸の109シネマズまでぶらぶら歩いて、バズ・ラーマンの『エルヴィス』を見る。トム・ハンクスの演じるパーカー大佐の走馬灯(『スタートレック』的な時間と距離の旅)という大枠があって、1930年代から1970年代までのエルヴィスを、ふたつのさまざまな場所(父と母、黒人と白人、売春宿と教会……)の間に置いて、その距離を動かすことによってエルヴィス像の見え方が変わるさま、変わらぬさまを繰り返してゆく。終わりにエルヴィス本人の最後のライヴの映像に切り替わり、映画全体の留め金のようになって締め括る。満足して帰る。