• 洗濯物を干す。「りずむぼっくす」の芦屋店に寄る。棚から武満徹の『水の風景』を買う。写真を撮りながら歩いて芦屋市立美術博物館に。「art resonance vol.01 時代の解凍」展をようやく見る。エントランスホールいっぱいの髙橋耕平も藤本由紀夫の空間も悪くなかったが、山田正亮とがっぷり組みあった野原万里絵の展示がいちばん面白かった。江原由美子の『増補女性解放という思想』を読んでいる。「この社会で女は他性である。言いかえれば、女性は男性に対する性として有徴なのである。現代社会のもっとも根源的な「性差別」とは女性の劣等性神話などではなく、劣等と定義されようが優れていると定義されようが、女を語る時必ず「女として」位置づけざるをえないというそのこと自体である」。しかし出かけるときにうっかり間違えてセリーヌの『夜の果ての旅』を鞄に入れていた。柚子がおとつい買ってくれた鰻を食べる。おいしい。武満の《a way a lone》を聴く。