• 帰り道は雨。家に近づきながら雨脚はますます強くなる。スーツの裾が濡れる。柚子に晩ご飯を作ってもらって食べてから、大島渚の『少年』を見る。冒頭の、やっと涙を流すことのできた少年が、屋台で焼きそばを食う父と母に寄ってゆくところまで。たった数分だが、とにかく自分の時間を作ったぞという気持ちになる。疲れ切っていて、蒲団に倒れ込み、そのまま眠る。