• 風呂に入って本を読んでいると、柚子の「どしたん?」という声が台所のあたりから聞こえる。「しま」が鳴いているのだろう。私もよく同じことを、同じようなアクセントで「しま」に言っているので、笑ってしまう。「どしたん?」と聞いても「にゃー」以外の答えが返ってくるわけではないのだが、その「にゃー」にもいろいろあるのと、どこで「しま」が鳴いているかで、凡そのことは判る。判る、と、こちらが判断して、「しま」が困惑したりさらに鳴き続けることがないぐらいには、判る。
  • 靴を磨く。革底を覆うゴム張りが破れかけているのに気づく。もう一足のプレーントゥは、底をゴムのダイナイトソールに替えてから、さすがに固くて、しかも足に馴染むまでにちょうどヘルニアになってしまったので、爪先に小さな裂傷ができていたのだが、そのまま土間の脇の靴箱に入れっぱなしにしていた。二足を紙袋に入れて、梅田まで持って出て、修理に出す。堂山のディスクユニオンで、取り寄せたCDを引き取る。
  • 借りていた漫画を返しに、久しぶりに夜の道を自転車に乗る。
  • ヤマシタトモコの『違国日記』の最終巻を、ようやく読む。ずっと前に借りていたのに、何となく終わるのに抵抗があって読んでいなかったのだ。