９時半に起床。柚子とふたりで近所のスーパーへ夕食の材料の買い出しと、姑の電動自転車（透明人間に後ろを押されるように加速するのが、実に奇妙で愉快）でガソリンスタンドへ灯油を買いに行った他は、今日はどうにも眠くて、暖房の効いた柚子の部屋で幾度…

滝本誠『映画の乳首、絵画の腓』(ダゲレオ出版) 古書値急騰中。とのことであるが、大変良心的な価格にて、満足。

１０時起床。寝室に積み上げてある本を本棚に移してゆく。 今日は風が強い。時折、窓の外を雪が舞う。隣家との境にある塀の上を、鳴きながら猫が歩いてゆく。窓を開けて二階から見つめると、歩みを止めてこちらを睨んでいた。 ５時ごろ、寝室の本を移し終え…

富野由悠季『映像の原則』（キネマ旬報社） ニール・Ｄ・ヒックス『ハリウッド脚本術』（フィルムアート社） 清田友則『絶望論--＜知＞と物欲の不良債権処理』（晶文社）

一日の大半を事務所で過ごす。Ｆ大兄から携帯に電話。そのうち大兄の後ろから「おとーさぁん、おとーさぁん」の声。受話器が長男のＩくんの手に移る。彼が大好きなウルトラマンとウルトラセブンと平成版モスラ、そしてチェブラーシカに就いて、饒舌に語って…

終日社内。締切の太く短い疲弊トンネルを抜ける。気温が暖かかった所為だろうか、拙宅の近所の公園で猫たちが盛んに鳴き交わしていた。９時ごろ帰宅。ふたりでお好み焼きを焼いて食べる。 皿洗いのあと、久しぶりに起きている柚子とお茶を飲みながら話をする…

今日は柚子の会社は休み。柚子に送られて、私はいつもより半時間早く出社。ほぼ終日、社内で締切作業に追われる。一日じゅう事務所の中に篭っているのは、私のような徘徊老人体質には辛い。後輩のDくんとコンビニへ夜食の買出しに。私はおかずパンと1リット…

リヒャルト・ワーグナー『パルジファル』（編・訳：三宅幸夫、池上純一。白水社） 些か高価な本だが、『パルジファル』を微に入り細を穿ち論じた日本語の書物と云うのが他にないのである。ところで、アドルノの『ワーグナー試論』は邦訳されないのだろうか？…

今日は締切の第一日。柚子と同じ時間に家を出る。昼過ぎからはずっと社内。今夜は仕事を切り上げて１１時帰宅。ストーヴの前でうたた寝している柚子の横で、うっかり私もうたた寝。１時に目覚め、入浴。その間に柚子が晩御飯を作ってくれる。食事を済ませ、…

ロレンス・ダレル『ジュスティーヌ』（訳・高松雄一。河出書房新社） ロレンス・ダレル『バルタザール』（訳・高松雄一。河出書房新社） ロレンス・ダレル『マウントオリーヴ』（訳・高松雄一。河出書房新社） ロレンス・ダレル『クレア』（訳・高松雄一。河…

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮：『パルジファル』（1961年ウィーン国立歌劇場ライヴ。RCA）

今日から一般発売の、５月の大阪ブルーノートの菊地成孔*1ライヴの予約を、電話受付の開始後、速攻で入れて無事確保する。ＵＡを迎えた去年の西部講堂も大阪のライヴハウスも聴きに行ったが、とても素晴らしかった（音楽的には前者が、鳥肌が立つほど圧倒的…

１０時過ぎ起床。朝食の材料などを求め、散歩がてら、柚子と近所のスーパーに。彼女曰く「猫の道」を通って行く。おおおおおっ。なるほど確かに何匹も猫を見かける。堪らない。姑と三人で遅い朝食を取る。 昼過ぎ、ことり屋さんに御礼の電話。ことり屋さんも…

蒲団の中から出社する柚子を見送り、１０時起床。朝食を取り、姑が昼食に呼んでくれるまで段ボール箱と格闘。昼食後、再び本の整理を続けるが、４時半頃ふと思い立って難波に出掛ける。日本橋界隈の中古レコード屋をぐるりと回る。収穫なし。いつもの習いで…

萩尾望都『少年よ』（白泉社チェリッシュブック） 柚子へのお土産に。 ジョーゼフ・キャンベル＋ビル・モイヤーズ『神話の力』（訳・飛田茂雄。早川書房） ジェニファー・デイヴィーズ『英国ヴィクトリア朝のキッチン』（訳・白井義昭。彩流社） 腰巻きの惹…

こまごまとした仕事で残業。蓮華嬢から電話。あれこれ話しながら仕事を片づけていると、いつの間にやら零時前。一時過ぎ帰宅。夕食、入浴、就寝。 些か時期が遅い話題だが、ところで新潮文庫の３月の新刊で注目すべきは、村上春樹の『海辺のカフカ』では決し…

街を歩いていたら、路地の奥からぬっと相撲取りが現れた。和服姿で私の前を歩いてゆく彼からは、風呂上がりなのだろうか、天花粉の清潔な匂いが漂っていた。 百貨店の一階には、たいてい化粧品の店が並んでいて、いつも女たちでいっぱいだ。子どもの頃から百…

『ケロロ軍曹』最新巻のシリアスな展開は、『ドラえもん』に於ける映画版に当たると考えて宜しかろうか？ 夜９時前に帰宅。入浴。段ボール箱をひとつ開ける。Ｆ氏から電話。Ｆ氏の処に、某劇団主宰Ｍ氏から連絡があり、映画『ローレライ』を観に行く仲間を募…

マイケル・ナイマン『ピーター・グリーナウェイのプロスペローの本』OST いつもよく行く中古レコード屋の現代音楽の棚に、新品が半額で取り残されていた。先日、或る古書肆のBGMにこのCDが掛かっていたのを聴いて、無性に欲しくなったのである。

浦雅春『チェーホフ』（岩波新書）

『巌窟王』のDVDをツタヤで返却。駅のエスカレータで右足を捩る。昨年末に捻挫したとき、ちゃんと治療すべきだったか？ 早く帰宅するつもりだったが結局十時前。夕食はすき焼き。入浴後、柚子の買ってきた桜餅でお茶。段ボール箱をひとつ開けて就寝。