今日は何だか非常にくたびれる。乗った電車では爆睡、やがて、じぶんが何処にいるのやら判らなくなる程。夜になって、やはり、雨が降り出す。こういう日はどうにも苦手だ。

江川卓『ドストエフスキー』（岩波新書）

カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』を読み終える。素晴らしい傑作。特に後半の100頁弱に於ける凄まじさ。そして、ラストのイメージの鮮烈さ。 M女史が面白いと云っていた、酒井健の『バタイユ入門』を読み始める。

雨。午後からＵ君と三宮で落ち合い、三度目の『ニュー・ワールド』を観に行く。DVDが出れば間違いなく買うだろうが、やはり、映画館で観なければ無意味な映画だと思う。 夜、柚子と待ち合わせて帰宅する。 帰宅後、桜餅と柏餅を食べ、焙じ茶を飲みながら、柚…

『∀ガンダム』の二巻を観る。 弟から借りた岩永亮太郎『帝国陸軍情報部第３課パンプキン・シザーズ』を読む。大きな戦争が終わった後の「戦災復興」を目的とする陸軍の一部隊の活躍を描く漫画だが、「戦闘」ではなく「戦争」や「政治」を描き出そうとしてい…

ベランダにレジャーシートを敷いて昼寝。大変チープな寛ぎだが、かなり気持ち良い。お薦め。 YouTubeで今更ながらクラフトワークのツール・ド・フランスのヴィデオ*1を観て、さすが石野卓球が「テクノ界のローリング・ストーンズ」と呼ぶだけはあるなあと感…

『よつばと！』の新刊を読み、浅野いにおの『ソラニン』の下巻を読む。 昔、宮崎駿は高畑勲に云われたそうだ。「メインのキャラクタを殺してハイ終わり、ってのは確かに美しい終わり方だ。でもさ、そんなんでホントにいいのか!?」と*1。 或る大きな暴力に曝…

朝、起きると、室内用の眼鏡の弦が折れて、枕の上に転がっていた。またやってしまった……*1。 *1:http://d.hatena.ne.jp/ama2k46/20051125 この日の日記に出てくる「古い眼鏡」と云うのが今朝壊したもの。

滝本誠『渋く、薄汚れ。--ノワール・ジャンルの快楽--』（フィルムアート社） フランク・ヴェデキント『地霊・パンドラの箱--ルル二部作--』（訳・岩淵達治。岩波文庫） 豊崎由美『そんなに読んでどうするの？--縦横無尽のブックガイド--』（アスペクト） 別…

昼前に、いそいそと三宮のジュンク堂に向かい、待望久しい滝本誠の新刊を買う。 遅い昼食をマクドナルドで採りながら、『渋く、薄汚れ。』のあちこちを啄み読む。滝本誠の本と云えば、巻末の偏執狂的な索引を眺めるのが大きな楽しみのひとつだが、今回はその…

暦の変化と示し合わせたかのように、めっきり暑くなる。 三宮のスターバックスでバナナクリームフラペチーノ。ベタな味だが、まあまあ旨い。 夜、仕事を退けてから柚子と待ち合わせて、元町でクローネンバーグの『ヒストリー・オブ・バイオレンス』*1のレイ…