零時を過ぎて会社を出る

  • きょうは遂に終電。拙宅の最寄駅に着いたときには、一時半を疾うに回っている。駅を下りると篠突く雨。傘もなく濡れて帰る。不機嫌。家に着き、すっかり水を吸った髪やコートを拭いてから、既に蒲団の中で半睡の柚子と少しお話。
  • 空いた段ボール箱と未整理の本の山で埋め尽くされている自室で、ブーレーズの振る『パルジファル』の、前奏曲だけを小さなヴォリュームで聴く。食事。
  • 電子レンジの中には、柚子が寝る前に作ってくれた明日の私と彼女のお弁当のおかずが入れてあって、大きなオムレツと小さなオムレツが一枚の皿の上で肩を寄せ合っていた。
  • 入浴。三時半就寝。