• 朝から出かけて金沢。初めて街中をぶらぶらする。夜は駅前の音楽堂で、オーケストラ・アンサンブル金沢の「第486回定期公演フィルハーモニー・シリーズ」を聴く。佐藤俊介の弾き振りで、ヴァンハルの《交響曲》とミスリヴィチェクの《ヴァイオリン協奏曲》、モーツァルトの《交響曲第38番》に、アンコールはハイドンの《交響曲第60番》の第5楽章~第6楽章だった。ヴァンハルとミスリヴィチェクはもちろん初めて聴いたが、特に後者で、佐藤の音楽のドライヴの溌溂さたるや。そして《プラハ》での音楽が跳ねまわる気持ち良さ。アンコールのハイドンも傑作で、ホテルへの帰り道で興奮しきりだった。本当にいい演奏会だった。