実家から家族が来る。

  • きょうは朝の八時に姑に起されて、柚子とふたりで起床。午後から私の家族がやってくるので、片づけをせねばならないのだ。掃除の途中、姑のものの云いかたに些か頭に来ることもあった(夫の実家で同居する世の女性たちの気持ちが少し判ったような気になる瞬間だった)が、概ね無事に掃除を終える。
  • 午後二時に、駅に着く父母、そして祖母を迎えに行く。祖母は足が悪いのでタクシーで。きょう一緒に来る筈だった弟が留守番になったわけは、母の働いている病院で入院中の母方の祖母のこと。先日、元気な看護婦さんが車椅子を押した所為で、そのスピードに驚いて意識不明に陥ってしまったのである。看護婦さんも驚いたことだろう。幸い、五時間の輸血と二十四時間の点滴で、事なきを得て快復したようであるが、いやはや恐ろしい。
  • 車中、祖母が「ずいぶん遠いんだねえ」とこぼす。大事な孫が実家から遠い僻地(と云うほどでもないのだけれど。彼女も都会暮らしが長いので)に越してしまって、心配性の彼女は気が気でないのだ(苦笑)。
  • 私の家族が着いてしばらくすると、柚子の姉と夫、今年の四月に生まれたばかりの娘もやってくる。先月会ったときよりずいぶん目鼻立ちがくっきりとなっている。よく喋ってよく動くのに驚く。姉の旦那氏、わざわざスーツを着てきて、私の家族の前で正座して固くなっている。彼は単に娘の雛人形を取りにきただけなのに。
  • 私の父は、久しぶりに私と会った所為もあるだろう、私に向けて好き勝手に喋りたいことを喋る。それでいて周りに好感を与えるのだから、このひとは大したものである。父には勝てない。
  • 2階に上がった皆が、私の荷物の多さに顔を顰める。
  • ところで今夜の『情熱大陸』は、時節柄やはり小池修一郎だったのだろうか。新聞には「タカラヅカの気鋭演出家」とあり、私は荻田浩一を連想したのだが(苦笑)。
  • 深夜、眠ろうとすると突き上げるような大きな地震が。柚子が段ボール箱の下敷きにならないように、早く片づけねば。