ガンダム・センチネル展もやらんかね?

  • 午後から旧友のI君とサントリーミュージアム*1で開催中のガンダム*2に。会田誠の「ザク」は藤田嗣治の「アッツ島玉砕」を想起させて良い。他は、篠田太郎の「Space Camp Site」のコロニーの内側を流れる水滴と、子供が泣き出していた西尾康之「crash セイラ・マス」の過剰なディテールとデカさが秀逸だった。横山豊蘭の「ジオング筆」は欲しい。八谷和彦の「ニュータイプテクノロジーラボ」のESPカードテストは一度しか成功しなかったので二次試験には進めなかったのが残念。しかし、いちばん成功している作品だと思ったのは、展示室を抜けた処に設けられている展覧会グッズの販売スペース。此処が私には、最も現代美術の展示らしく見えた。
  • ミュージアムの外は大阪湾だ。美術館の中から繋がる広場があり、その先の海との間仕切りには、表面がゴツゴツしたコンクリート塊の防波堤が水平に延びている。ガンダム展のどの展示作品よりも、何やら最も「戦争」を感じさせる暴力的な物体だった。
  • I君と梅田をぶらついてから五時に別れる。堂島のワルティに寄って、ティーレマンの去年のライヴの裏青盤を買い求め、三宮に。
  • スタバで書き物をするが、筆箱の中に消しゴムを入れ忘れていて、下書きのメモだけを作って帰宅する。
  • 実際に書き始めると、下書きのメモでは物足りなくなって推敲するうちに夜が明ける。途中、短い仮眠を何度か取ったが、ひどく眠い。
  • その間ずっとティーレマンのライヴをかけていたのだが、プログラムの後半の『四つの最後の歌』が大変しっとりと歌い上げる耽美的な演奏(ソプラノ独唱はクリスティーネ・シェーファー)で非常に好ましい。いつもながら弦楽パートが美しいのがティーレマンらしい。