- 白水社の創立90周年企画はどれも気合が入ってるが、私が特に気になるのはW・G・ゼーバルトの作品集*1。さっさと『アウステルリッツ』読まなきゃ。でも改訳版が出るのか。うーむむむむ。
- 遂に久生十蘭の完全な全集が、国書刊行会から出ると云うのは本当か!?
- 河出文庫からダグラス・アダムスの『銀河ヒッチハイク・ガイド』*2と『宇宙の果てのレストラン』*3が新訳で復活だ! てことはシリーズ全訳も夢ではない!?
- 村上春樹の『東京奇譚集』より注目したい新潮社の新刊は、佐々田雅子によるトルーマン・カポーティの『冷血』の新訳*4。できれば文庫での出版を希望。同じカポーティなら『ティファニーで朝食を』の新訳も欲しい。他にもナボコフの『ロリータ』は必須。新潮文庫はカルヴィン・トムキンズの傑作『優雅な生活は最高の復讐である』を復活させた功労者なわけだし、フィッツジェラルドの『夜はやさし』の新訳はぜひ刊行すべき! ついでにナンシー・ミルフォードの『ゼルダ』も文庫に入れては如何か?
- イヴリン・ウォーの『名誉の剣』三部作の翻訳はなぜ出ない!?
- 萩原玲二の新刊が出る! しかも原案は佐藤大輔。うひゃひゃひゃひゃ!!*5
- 愉しみにしていた『カーサブルータス』の丹下健三特集*6は今ひとつだった。丹下が亡くなった直後の6月号の追悼記事*7は、本当に涙が出るほど良い出来だったのに……。
*1:http://www.hakusuisha.co.jp/topics/90anniversary.html#Anchor-3000
*2:http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=4309462553
*3:http://www.kawade.co.jp/bookdata/bookdata.asp?ISBN=4309462561
*4:http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/sokuho.html
*5: http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_search.php?pcd=200505000050