駄弁る駄弁る駄弁る。

  • 朝、目を覚ますと「しま」が私の横で枕に顎を乗せて眠っていた。起き出して、宝塚に行き、11時の回を見物する*1。きょうは貸切公演だそうで、一階の後方で立ち見。瀬奈じゅんがトップになってからの月組をみるのは初めて。
  • 源氏物語千年紀頌」と題された『夢の浮橋』は、『ヘイズ・コード』が大変素晴らしかったので、大野拓史が作演出の両方を自身で手掛けるかたちでの大劇場での第一歩を、どんなふうにみせてくれるか大いに期待して足を運んだのだけれど、ちんまりと纏まった舞台で、驚きを与えられるほどではなかった。宇治の傀儡師たちの祭から、霧矢大夢の演じる薫(もちろん、こちらが主人公であると云ってもよい)の懊悩のあたりは、ぐっと舞台が力を持つのだけれど。
  • ショウは藤井大介の『アパッショナード』。適度にキッチュで、適度に華やかで愉しくて、可愛らしくて満足できる。しかし、荻田浩一が劇団を去ったのは、かえすがえすも残念でならない。霧矢の女装(笑)はとても可愛らしく、遼河はるひと桐生園加を久しぶりにみたが、やっぱりカッコイイ。城咲あいは、あとで2005年の月組エリザベート』でマデレーネ(黒天使)を演ったひとだと判り、納得。
  • そのまま夕方、MR君邸へお邪魔する。MR君にピアノを弾いてもらいながら、ジャズの「枯葉」の作られ方から、ベートーヴェンの五番と九番を例にした構造と古典の約束事を概説してもらう。むちゃくちゃ面白かった。クラシックはやっぱり最強の音楽システムなのである。夕食を御馳走になり、フォーサイスのダンス教典のDVDを眺めたり、フーコーハイデガー、昭和帝の戦争責任の有る無しのこと、高橋悠治のブレのなさなど、ひたすら駄弁り倒し、ふと気づくと、もう23時を疾っくに過ぎていて、慌てて駅前のコンビニで資料をコピーさせてもらい、帰路に。
  • 終電間際の電車に乗って帰宅し、もう就寝している柚子に挨拶をして、スカイプに入る。次々とアラザル同人の諸氏が睡魔に襲われて倒れてゆく中、A君から最新AV情報のレクチャを受け、峰なゆかと云う女優のことを聞き、星野あかり麻美ゆまの素晴らしさと、自意識の肥大のことなどに就いて明け方まで延々と駄弁る。お互いのPCが音をあげて、終了。就寝。そして、次の朝、A君のブログをみると、大変興味ぶかい*2