• 駅前の花屋が、ラナンキュラスを十本纏め売りをしているのを買う。朝家を出るときからジャケットを一着買って帰ろうと思っていたので服屋にも寄るが、ちょうどいいサイズがない。閉店間際の本屋で慎改康之の『ミシェル・フーコー』を買う。花の茎を鈍い鋏で短く切って一輪挿しにまとめて活けて、食卓の上に置く。糞のような政府から差し出される政策のまわりには、梱包財のようにみっちりと差別が隙間なく詰め込まれていて、まるでこのゴミ糞と一緒でなければ施しをしませんとでも言いたげで、本当に不快。