• 朝起きて、今日は仕事が休みではないことに、なんとなく釈然としないまま、出社する。
  • 仕事を終えてから駅前の古本屋の百円棚を覗いたら、まだ『鏡の国の戦争』も『高貴なる殺人』も並んでいたので、たぶん「しま」しか入れない部屋の隅のどこかにあるはずだが、これも結局買ってくる。
  • 隣町の駅前で桜餅をふたつ買って、薬局で整髪料を二本求める。いちおうマスクの棚の前も通ってみるが、もちろん並んでいない。朝のシャッターの前の行列は、もう老人だけでなく若い人も増えて、ますます長くなっている。
  • 帰宅して、少しだけ首相の会見を眺めるが不快なので、チャンネルを変える。柚子と饂飩を食べる。柚子は風邪の防止のため、早く床に入った。「しま」が大きな声で鳴く。
  • 真夜中に風呂に入って、ジグムント・バウマンとデイヴィッド・ライアンの対談本を読んでいるが、そのなかに、「今日の変動しやすく可動的な組織において権力が表面に出てくる電子テクノロジーアーキテクチャは壁(ウォール)や窓(ウィンドウ)といった構造物(アーキテクチャ)をほとんど不用にします(仮想の「ファイアウォール」や「ウィンドウズ」であっても)。その結果、さまざまな顔を表示する統制の形態も可能になっています。」*1という一節を見つける。「Mirrors and Windows」のことをぼんやり思い出したりする。鏡はどこに消えたのか?
  • 眠る。

*1:The architecture of electronic technologies through which power is asserted in today's mutable ... organizations makes the architecture of walls and windows largely redundant (virtual 'firewalls' and 'windows' notwithstanding).And it permits forms of control that display different faces.