• ベケットは自分には関係なさそうだと思っていたが、同じように思っていたジョイスの『ユリシーズ』を去年ちょっとだけ読んだときに、どうやらそうでもなさそうだと思った。それから去年はジュネの『バルコン』と『女中たち』と、『桜の園』をはじめとするチェーホフも読んで、それらがとても面白かったので、それぞれから流れ込むように自然とベケットに手が出て新訳の『ゴドーを待ちながら』を読んでみた。とても惹きつけられるテクストだったが、あちこちが噛み合ったり響きあったりしている丁寧な作りなので、また読むことになるだろうと思った。昨日は「しま」の隣でうたた寝してしまったが、今日は蒲団で眠る。
  • 朝、目が覚める前に夢の中で写真を撮っていた。ちゃんと構図まで作っていた。電柱の変圧器を撮っていたが、日光写真のようにぼんやりとした画面だった。