• 松濤美術館で見たしわざわざ出かけなくていいか」と思ったが今日を逃すともう見られないので、昼過ぎからぐたぐたと出て、市立伊丹ミュージアムで「牛腸茂雄写真展“生きている”ということの証」を見る。これは見ておいてよかった。プリントもサイズも最高で、特に《SELF AND OTHERS》がやはりすごかった。根っこが剥き出しになった木の前の集合写真。系統樹の流れに乗らないものとしての「こども」や「少女」や「犬」を思う。牛腸茂雄の写真の性について、ぼんやり思いながら会場をゆっくり巡る。《見慣れた街の中で》のカラー写真もえげつなくて好き。私ももっとバチャバチャ撮らなきゃだめだと思う。JRだとバカ高いことに気づき、帰りは阪急。伊丹の駅のマクドナルドでポテト(S)を食いながら神島二郎の『近代日本の精神構造』を読む。