• 晴れているので朝から洗濯機を回して干す。風呂に入りながら『時の矢』の続きを読んで、風呂掃除をする。この小説は、試しに真似してみるなら、「バスタオルを使って素っ裸の身体を、頭の先からつま先まで、くまなく水滴だらけにすると、バスルームの中に入っていった。空っぽのバスタブをたっぷりの水が出るシャワーを使って濡らし、スポンジを手にして、泡だらけにする。それから今度は、バスダフの中を濁ったぬるま湯でいっぱいにして、その中にどっぷりと身体を横たえた」というような感じで逆向きに進む。語り手としての「私」と語られている「私」は遊離しており、そうすることで語りを、任意のサイズのシークェンスとして提示することを可能にしている。外の風は冷たいので「しま」はベランダの際まで来て、外には出ずに階段を下りる。昼、履き倒して股座が駄目になってきたパンツを二本、買い替えたのが届く。古くなったのは寝間着がわりに部屋で着ることにする。昼過ぎ、一瞬だけ、とても激しく雨と一緒に雹が降る。『Washing Machine』を聴きながら書類を作る。あまりうまくゆかず夕方は昼寝。