• 朝は早く起きて新幹線。坐ってしばらくするともう眠っている。昨日の夜から読み始めた林晋の『ゲーデルの謎を解く』を読み終え、ロベルト・ユンクの『千の太陽よりも明るく』も読み終える。朝永振一郎の『鏡の中の物理学』を読んでいるうちに東京に着いて、大手町まで歩いて、表参道まで。「ファーガス・マカフリー東京」でアンゼルム・キーファーの「Opus Magnum」展を見る。水槽の底が支持体であるとするなら、これらはやはり絵画なのではないか。「seeen」で、ボッテガ・ヴェネタを撮ったアレック・ソスの「TOKYO PLAYTIME」展を見る。新大阪の駅で買った「ガーリックとオニオンが効いたソルティーナッツ」をときどき食って、ペットボトルの烏龍茶を呑んでいる。上野まで出て、花見客の間を縫いながら写真を撮る。東京藝大の中の「奏楽堂」で、ディオティマ弦楽四重奏団の「シェーンベルク弦楽四重奏曲全曲演奏会」を聴く。とにかく《1番》の集中ぶりが凄まじかった。あとは《4番》も非常に良かった。《2番》は録音で聴いていると、シェーンベルク弦楽四重奏曲の中で最もいい、ぐらいに思っていたのだが、実演に接すると少し印象が変わった。大変満足して、新幹線でとんぼ返り。