2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(演出:パトリス・シェロー。指揮:ダニエル・バレンボイム。ミラノ・スカラ座2007年ライヴ。Virgin Classics)
昼、柚子に呼ばれて窓の外をみると、霙のような雪が降っていた。強い風に吹かれて雪が窓や屋根にぶつかり、そのたびに、ぱつん、ぱつんと爆ぜるような音を立てる。「しま」は身体をぐんと伸ばし、窓ガラスに顔をくっつけて外を眺めているのだが、しばらくす…
宮台真司『14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に』(世界文化社)
すっかり昼前に起きて午後を過ぎてから働きはじめ、夜中ぐたぐたと過ごし、朝眠る、と云う生活になってしまっている。朝起きるリズムに戻さなければ。と云うわけで、午後過ぎから働き始める。 家を出るとき、「しま」は二階で独り、紙屑でサッカーをするのに…
朝起きて皿洗いと台所の片づけ。午後過ぎから夜遅くまでアルバイト。柚子と待ち合わせて、帰宅する。 すっかり延びた爪を切らせない「しま」と喧嘩。少し経つと、扉の向こうから、扉をどすどすやりながらにゃあにゃあ鳴く「しま」の声が。扉を開けて、お互い…
一柳慧『道 -THE WAY- 一柳慧作品集III』(FONTEC) シューベルト『ピアノ・ソナタ第21番、三つの小品』(演奏:ラルス・フォークト。Avi-music)
昼過ぎに起き出す。届いたばかりのラルス・フォークト(このひとのピアノを聴くのは初めて)のシューベルトの最後のピアノ・ソナタを聴き、その沈黙こそが雄弁なピアニズムに、大変感心する。 アルバイトに行き、帰宅してからH監督にパンフレット用の原稿を…
きょうから再びアルバイト。 夜は「Skype批評」の試み。PCがぶっ飛んでA君、風邪でぶっ倒れてpayumu君などが次々と脱落するなか、素敵な音楽に触れると身体が揺れるT君と、耳が鋭くなってゆくMR君と、音楽の聴き方、音楽と「場」に就いて、夜遅くまで延々と…
きのうまでずっと家にいた柚子が朝からいなくなったからだろう、いつになく「しま」が淋しがる様子で、やけにぴいぴい鳴く。 夕方から出かけて、梅田のヨドバシカメラで、スカイプ用のマイクを新調し、私の手許にある『アラザル』の残りをシネ・ヌーヴォに届…
毛沢東『実践論・矛盾論 毛沢東重要論文選』(訳・中嶋嶺雄。講談社文庫)
義姉と姪がくる。ひとしきり遊ぶ。 夜、『アラザル』同人の諸氏と、スカイプでチャット。電話で話をしなかったのは、「しま」がコードを齧ったマイクが、いよいよ私の声を拾わなくなったためである。
昼前に、「しま」に蒲団からはみ出した足の先をがぶりとやられて、起き出して、お節を摘み、読書と書き物。ふと気になって、本棚から抜き出した本をぱらぱらとやっていたら、お目当ての記述を発見し、狂喜。やっぱり本は買って手許に置いておかなきゃ意味が…
昼にのそのそと「しま」と起き出して、柚子の作ったお節の重箱を開けて、あれこれと摘みながら、彼女は麦酒を、私は三ツ矢サイダーを呑んで、ちょうどサンテレビで放送していた市川崑の『どら平太』をみる。公開の折、映画館でみて以来だけれど、時代劇を撮…