弟から借りている漫画を読む。

  • 朝起きて、昨日の夜から読み始めた浅野いにおの『虹ヶ原 ホログラフ』を読み終える。
  • 僕らがうじうじと暮らす「社会」の外側にある「世界」を強烈に感じさせると云う点や、登場人物たちの振る舞いが、まるで黒沢清の映画のようである。総てが終わる。そして、総てが再び始まる……のかどうかは判らない。
  • 傑作だと思う。私は浅野いにおの漫画のなかで、いちばん好きかも知れない。
  • そうそう頻繁に観ることができる演目でもないだろうし、10,000円を切るならまぁいいかと思い、抽選に申し込んでみた10月は東京のベルリン国立歌劇場公演、シェーンベルクの『モーゼとアロン*1のエコノミー席が当選。当たるといいなと思っていた神奈川の『トリスタンとイゾルデ』は、やっぱりハズレだったけれど……。
  • 昼、暑い最中に少しだけ出掛ける。
  • やはりこれも弟に借りている、岩永亮太郎パンプキン・シザーズ』の第6巻、第7巻を読む。第一次大戦後の、混迷のワイマール共和国のドイツのような舞台設定で、戦後復興に務める「役人」たちの物語。時折、どうにも涙が。
  • 夜、電話でU君と話す。