『ホステル』を見る/久しぶりに上京

  • 柚子が出掛けるのを見送る。
  • 5月の「文学フリマ」で販売する『アラザル』で私の頁を作ってくれるS君に愈々最後の原稿を送る。たびたび訂正を繰り返してしまい、陳謝と感謝の嵐。机の上や横に積み上げた押井守黒沢清のDVDや著作、映画史、ラカンジジェク、その他諸々の本を本棚のもとの場所に直す。これで、ようやく終わった、と云う気になる。
  • イーライ・ロスの『ホステル』を観る。『サンクスギビング』の監督なので、もっとギトギトにエグくてエロいだけで突っ張る映画なのかと思っていたら、すごくキチンと作られた映画だったので些か驚く。
  • 夕食を食べながら、『パズル』と云うドラマを見る。堤幸彦の演出って、本当に表層だけで寸分違わぬ模倣が可能なんだなと関心する。石原さとみ、いいと思ったことも悪いと思ったこともなかったが、このカネにエグい女教師役は当たりなんじゃないか、と。眼鏡かけてる方が断然いい。
  • 三宮から夜行バスに乗り、東京に。柚子が呉れた空気枕を膨らませ、途中休憩の際も車内から降りず、ひたすら眠る。……空爆のような鼾を引ッ切りなしに響かせる乗客がいて、私の隣に座っていた会社員氏は、可哀想に、殆ど眠れなかったようだった。