ようやく『ハプニング』をみる

  • 20時にアルバイトが終わったので、慌てて電車に飛び乗り、「動物園前」まで出て商店街をズンズン歩き、「トビタシネマ」で、今夜の寝床を確保したオッチャンたちの群れに混じって、きょうで此処での上映の終わるM・ナイト・シャマランの『ハプニング』*1を、ようやくみる。
  • 風が野原を渡るさまだけで、すさまじい不穏さが充満し、びりびりと緊張する画面を作りだすことができているのが、まず、すごい。決して長廻しと云うのではないが、ワンショットの迫力は、そのサウンドトラックの響きの演出を含め、これまでの彼の映画のなかでも、かなり強いほうではないか。しかも、上映時間が90分ぴったりと云うのがまた素晴らしい。シャマランの映画は、ますますよくなってきている。
  • 終電に近い電車で帰宅する。