- 朝少し早く起きだして大阪まで出る。iiさんの引越しの手伝い。到着すると、階段の上に、逆光でよく顔がみえないがiiさんらしいひとが立っていたので「よぉ」と挨拶すると、iiさんのご母堂だった。MR君も、もう着いていて、えっちらおっちら、荷物をライトバンへ運び出す。昼前にはすっかり終わり、そのままiiさんとMR君と、近所の蕎麦屋で、鴨のざる蕎麦を食べる。iiさんに奢ってもらう。感謝。
- そのままぶらぶらと歩いて、階下が雑貨屋になっている喫茶店でお茶を呑む。MR君はこの頃すっかりキリスト教の聖書学に没頭している。
- 午後、iiさんとMR君と別れて、梅田に出る。ずいぶん久しぶりに「かっぱ横丁」の古本屋を覗く。好きだった「加藤京文堂」が、村上隆や奈良美智を並べる画廊に変わっていて驚く。隣の「梁山泊」も二代目(?)になってからか、値段のつけかたがずいぶん乱暴になった。絶版だから高い値段、と云う、きわめてつまらない古本屋になったと思う。少なくとも今は、「味噌や醤油を売るように本をうっていければと願っています」と云うような志が感じられる古本屋では、まるでない。