• 夕食ができるまで部屋に籠って本を読んでいると、「しま」が階段の下で大きな声で鳴いて降りてこいと言う。私たちの夕食が始まると「しま」も、もちろんやってきて、三人は横一列に並んで、銘々の皿から食べる。柚子が、「おそらく「しま」の唯一の楽しみは私たち皆で揃ってご飯を食べることだと思う」と言う。