2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

註と索引は訳して!

柚子と待ち合わせて、『ツイン・ピークス』の続きを借りて、帰宅する。 バーバラ・W・タックマンの『世紀末のヨーロッパ』を読み進める。 原著にある注と索引を削ってしまっているのは、犯罪的である。 人びとや事件のおのおのは、精緻なモザイク画のように…

きょう買った古書

池内紀『闇にひとつ炬火あり ことばの狩人カール・クラウス』(筑摩書房) アルバン・ベルク『ルル』(名作オペラブックス。音楽之友社) ジャン=ポール・サルトル『言葉』(訳・澤田直。人文書院) ところで、私は漫画を読むのにえらく時間が掛かるのだが、…

廃墟と水漬く映画。

スピルバーグの『宇宙戦争』では、云うまでもないがH・G・ウェルズが1898年に発表した原作小説と同様、『侵略してきた火星人は、火星には存在しない地球の微生物だの細菌の所為で勝手に死滅し、人類は救われる』。 以上、ネタばれ。 と、云うわけで、あなた…

きょう届いた古書と新刊

川向正人『アドルフ・ロース 世紀末の建築言語ゲーム』(住まいの図書館出版局) Thomas Ruff『NUDES』(Harry N.Abrams,Inc.,Publishers) トーマス・ルフの作品集。ミシェル・ウエルベックが序文を書いている。

読書と連ドラ。

あちこちに寄り道していたが、バーバラ・W・タックマンの史書『世紀末のヨーロッパ〜誇り高き塔 第一次大戦前夜〜』を再び読んでいる。とても素晴らしい。つくづく、こういう小説が書きたい。 柚子と待ち合わせて帰宅する。 夕食後、ふたりで昨夜の続き、『…

『放送禁止歌』と「リング」と『ツイン・ピークス』。

真夜中にYouTubeで、森達也のTVドキュメンタリィ『放送禁止歌』*1を観る。 現場で、個人で、戦っても、結局は何も変わらないよと云うのは、誰もが云うが、それは嘘なんじゃないのか?と問い掛ける。これみよがしなファイティング・ポーズが溢れているだけで…

きょう買った新刊漫画

陽気婢『眠れる惑星』(小学館。第1巻〜第3巻) 以前から気になっていたのだが、本屋で柚子が、ちょっと読んでみたいと云ったので、じゃあ。と購入。

七月大歌舞伎を観る。

柚子と連れ立って、大阪松竹座で「七月大歌舞伎」*1を観る。 「はり重」でビフカツのサンドウィッチを頼み、「丸万寿司」でお寿司を買い、ampmでジュースを買い、初めての松竹座に。 「鳥辺山心中」。如何にもオーソドックスな歌舞伎で、高校生の頃、亡くな…

きょう買った新刊

武富健治『屋根の上の魔女』(JIVE) 武富健治『鈴木先生』(第3巻。双葉社) 伊藤計劃『虐殺器官』(早川書房) ジム・トンプスン『失われた男』(扶桑社ミステリー文庫) 大澤真幸『ナショナリズムの由来』(講談社)

堂山カンタービレ。

少しうたた寝をしながら、夜中に履歴書をコリコリと書く。自己PRとか云われてもなあ……と云うのが率直な気分。午後、マクドナルドで清書して仕上げ、無事に書類一式を郵便局から配達記録郵便で送る。 夕方、梅田へ。「PROVOKE」の「M2」こと、MR氏とMT氏、そ…

『石の微笑』を観る。

トルストイの『セワ゛ストーポリ』、だらだらと読み進める。 戦場と云う人間性の極北で、その偉大と矮小を描こうとして、あまりに意図の絵解きをし過ぎ、小説としてはずいぶん未熟だが、しかし若きトルストイの目に映ったであろうセヴァストーポリの戦場の風…

雨。

滝本誠師の『コーヒーブレイク、デイヴィッド・リンチをいかが』を読了。 導師の本としては、驚異的な期間の短さで作られた本であるが故に、タキヤン式美術批評の、殆ど暴力的と云ってもいいぐらいの鋭いエッジが、モロ出しになり、箴言集の趣きさえある。 …

チョコ・モナカ

夕方まで自室で無為に過ごす。夕方から少し出掛ける。 コンビニで森永の「ジャンボ」*1を買って食べる。最近これが旨くて仕方がない。 役所に行き、貸ヴィデオ屋に寄り道してから帰宅。 熱帯夜。暑くて眠れず。遂に耐え切れずに、冷房を付ける。極楽。 *1:ht…

きょう届いた古書

パスカル・キニャール『舌の先まで出かかった名前』(訳・高橋啓。青土社)

カップルズ。

終日、家の中で無為に過ごす。 エドワード・ヤンも死んだ。嗚呼。 国防のトップが自国へのアメリカの核兵器使用の擁護をする。このひとはケツの穴にコーラの瓶が突き刺さっているのかしら? 情けないったらありゃしない。

アウトサイドで駄弁れ。

デイヴィッド・ボウイの関西での聖地として知られるカフェ「LOW」*1で、「滝本誠さんとLOWでリンチコーヒーをいかが?」の集まりが開かれ、もちろんいそいそと参加。タキヤン師の横であれこれお話を伺う。 パリのカルティエでのデイヴィッド・リンチ展「The …