2008-01-01から1年間の記事一覧
四時過ぎに起きて準備をして新幹線で東京に。九時過ぎには上野まで出て(駅で、上野の森美術館で「レオナール・フジタ展」をやっていることを知るが、年明けまでやっているのと、カネがないので諦める。しかしたぶん、戦争画の展示があれば行ったけれど)、…
カート・ヴォネガットの『スローターハウス5』のなかで、登場人物のひとりが云う。 人生について知るべきことは総て、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のなかにある。しかし、「だけどもう、それだけじゃ足りないんだ」、と。 これは云うまでもなく…
武田泰淳『上海の螢』(中央公論社)
昼前に起き出して、バタバタと出掛ける準備をする。 「しま」の便所の後始末をしていると、ウンチに何か白い紐状のものが附いている。輪ゴムでも飲み込んだのかと思い、まじまじと見たら、よく肥えた回虫だった。慌てて職場の柚子に電話して、帰宅したら「し…
橋川文三『歴史と人間』(未来社) 絲山秋子『ばかもの』(新潮社)
原稿用紙五枚で、「階段」と云うテーマをやるから何か書いてみろと云われて、書いてみた。 題名は、「ニールス・ボーアの扉の蹄鉄」とした。 宝塚歌劇とは何の関係もないが、ずっと宝塚に住んでいる友達がいて、名前を保南と云う。みなみ、と読む。 保南君が…
レオシュ・ヤナーチェク『死者の家から』(指揮:ピエール・ブーレーズ。演出:パトリス・シェロー。2007年エクサン・プロヴァンス音楽祭)
武田泰淳『富士』(中公文庫)
『武田泰淳』(中央公論社「日本の文学」第67巻) 武田泰淳『快楽』(第1、2巻。新潮社) 武田泰淳『目まいのする散歩』(中公文庫) 日本の現代文学からは遠くなってしまったけれど、この頃あちこちをつまみ食いしている日本の近代文学は、なんでこんなに面…
石光真清『城下の人 石光真清の手記1』(中公文庫) 石光真清『曠野の花 石光真清の手記2』(中公文庫) 石光真清『望郷の歌 石光真清の手記3』(中公文庫) 石光真清『誰のために 石光真清の手記4』(中公文庫)
南博『白鍵と黒鍵の間に ピアニスト・エレジー銀座編』(小学館)
スティーヴン・キング『死のロングウォーク』(訳・沼尻素子。扶桑社ミステリー文庫) 橋川文三『近代日本政治思想の諸相』(未来社) 『墨』(1980年3月号第23号。特集「森鴎外」。芸術新聞社)
『唐木順三全集』(第二巻。筑摩書房) 『鴎外の精神』、『森鴎外』などを収める。
川崎三郎『日清戦史』(巻之七。東京博文館) 坂東三津五郎、武智鉄二『芸十夜』(駸々堂)
昼、『ダージリン急行』のDVDを借りてきて、「ホテル・シュヴァリエ」を眺めていたのだが、附録に附いている『ダージリン急行』のメイキングを何気なく見始めると、すごく愉しそうな風景ばかりで、とてもよかった。ウェス・アンダーソンの映画のなかでは、映…
松本三之介編・著『強国をめざして』(「日本の百年 第3巻」。ちくま学芸文庫)
大江志乃夫『東アジア史としての日清戦争』(立風書房) 橋川文三『日本浪曼派批判序説』(講談社文芸文庫) 橋川文三『ナショナリズム その神話と論理』(紀伊國屋書店) 原作・橘紅緒、作画・宝井理人『セブンデイズ MONDAY→THURSDAY』(大洋図書)
高橋和巳『日本の悪霊ほか』(作品集第6巻。河出書房新社) 原武史『〈出雲〉という思想 近代日本の抹殺された神々』(講談社学術文庫)
黒田硫黄『大金星』(講談社) 大鹿卓『野蛮人』(元々社)
洲之内徹『セザンヌの塗り残し 気まぐれ美術館』(新潮社) 結局全部揃えてしまった。『セザンヌの塗り残し』以下の三冊を文庫にしなかった新潮社を私は恨む。
金子邦彦『カオスの紡ぐ夢の中で』(小学館文庫)
洲之内徹『人魚を見た人 気まぐれ美術館』(新潮社) 磯崎新『造物主義論 デミウルゴモルフィスム』(鹿島出版会) 飛鳥井雅道『明治大帝』(講談社学術文庫)
森富『日清戦争と軍医森鴎外 『明治二十七八年役陣中日誌』を中心として』(鴎出版) 未完なのが惜しい。 フェイ・阮・クリーマン『大日本帝国のクレオール 植民地期台湾の日本語文学』(訳・林ゆう子。慶應義塾大学出版会)
西川満『台湾縦貫鉄道』(人間の星社) 一柳慧『音楽という営み』(NTT出版) 長嶋有『ぼくは落ち着きがない』(光文社)
森潤三郎『鴎外森林太郎』(森北書店)
デイヴィッド・ハルバースタム『ベスト&ブライテスト』(新版。全三巻。サイマル出版会)
秋山邦晴『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』(上下巻。音楽之友社) 五味康祐『五味康祐 音楽巡礼』(新潮文庫) 『グリーナウェイ』(『イメージフォーラム』1992年1月増刊号。ダゲレオ出版) 『森鴎外』(編・竹森天雄。新潮日本文学アルバ…
一柳慧『オペラ横尾忠則を歌う』(BRIDGE)
アラン・ロブ=グリエ『快楽の漸進的横滑り』(訳・平岡篤頼。新潮社) 竹森俊平『資本主義は嫌いですか それでもマネーは世界を動かす』(日本経済新聞出版社) 押井守『勝つために戦え!』(エンターブレイン) 水城せとな『放課後保健室』(全10巻。秋田…