• 朝起きてTVを点けたらすかんと寒い空を背景に、斜面を滑り降りてくる男を少し離れて捉えている、いい黒白の映像が映っていて、思わず凝視しているうちに男は三國連太郎で、これは内田吐夢の『飢餓海峡』だと判る。ずいぶん前に見たのだが、もうすっかり忘れていて、そのまま引き込まれて最後まで見てしまう。終わるともう正午で、名古屋に行こうかと思っていたが止めて、家で本を読んだり靴を磨いたりしている。DVDで大島渚の『悦楽』を見ている。これも面白い。