2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
エルンスト・ユンガーの『大理石の断崖の上で』を読み始める。ずっと絶版になっているのが信じられないほど面白い。冒頭のひと纏まりの文に痺れ、毒蛇と幼児を描く挿話に唸る。 昼過ぎからU君と会う。ファミレスよりは小さく、喫茶店よりは大きな店に入り、…
エルンスト・ユンガー『追悼の政治 忘れえぬ人々/総動員/平和』(編訳・川合全弘。月曜社) エルンスト・ユンガー『大理石の断崖の上で』(訳・相良守峯。岩波書店)
明日から出張だと云う弟と梅田で待ち合わせて、昼からクエンティン・タランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』*1を観る。 やっぱり素晴らしい。 尺も長くなり、ますますタランティーノのじぶん専用ポルノ映画度がアップしていた。 『グライン…
終日、部屋で昨夜引っぱり出した本の山を片づけ、ぼんやりと過ごす。
先日、古本屋で買った『ワイルドバンチ』のDVDを観る。 タイトルバックが格好良い映画は大抵、良い映画であるわけだが、この映画も例に洩れない。ウィリアム・ホールデンらの強盗団「ワイルドバンチ」が馬でやってくると、道端で子供たちが愉しげに、蠍が蟻の…
飯野賢治が「tumblr」と云うサーヴィスを紹介していて*1、「へぇ」と思って私も作ってみる*2。 あ、これは面白いかも。 *1:http://blog.neoteny.com/eno/archives/2007_09_tumblr.html#001212 *2:http://ama2k46.tumblr.com/
ふと、実相寺昭雄が撮った『怪奇大作戦』の「京都買います」(脚本:佐々木守)と「呪いの壺」(脚本:石堂淑朗)を観る。個人的にはやっぱり「呪いの壺」が好き。 ルチアーノ・パヴァロッティも逝去。 今夜は柚子の帰宅が遅く、昼に病院へ行った姑もすっか…
昼過ぎ、郵便局に出掛けたほかは、ずっと部屋で過ごす。 夕方、リチャード・C・サラフィアン監督の『バニシング・ポイント』を観る。マーク・ロスコの絵のようなハイウェイを、砂漠を、スクリーンと云うカンヴァスを切り裂くように、純白のダッジ・チャレン…
仲正昌樹『ラディカリズムの果てに』(イプシロン出版企画)
きょうは寝坊で一時間半も遅刻。まったくよろしくない。 U君に整理券を取って貰い、シネリーブル神戸で『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』*1を観る。 オープニングを、「旧劇場版」のラストの「終末の浜辺」を思わせる、汀に打ち寄せる真赤な波から始めてみせ…
「堂山カンタービレ」の第三回例会。きょうはMR邸にて。一時間の遅刻。陳謝。 MR氏の近所の中華料理屋で昼食を取るが、これが絶品。豚肉の味噌炒めと焼き飯が特に旨いのだった。 MT氏の、リヒャルト・シュトラウスの「メタモルフォーゼン」のような最新作を…
リチャード・C・サラフィアン監督『バニシング・ポイント』
エミール・ゾラ『獲物の分け前』(訳・中井敦子。ちくま文庫) 『帝国陸軍 戦場の衣食住 糧食を軸に解き明かす“知られざる陸軍”の全貌』(「歴史群像」太平洋戦史シリーズ。学研) ジョン・カルショー『ニーベルングの指環 リング・リザウンディング』(訳・…
チェックアウトが昼の12時だったので、ホテルの階下の朝食を食べてから、再び部屋に戻り、ゴロゴロ。 ホテルの近くにあった古本屋に入る。想像以上に良い品揃えで、探していた本と買おうと思っていた本を同時に見つけ、ホクホク。 渋谷に出る。あの「松濤温…
『リヒャルト・シュトラウス:四つの最後の歌、リヒャルト・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの五つの歌、『トリスタンとイゾルデ』前奏曲、「愛の死」』(独唱ソプラノ:チェリル・ステューダー。指揮:ジュゼッペ・シノーポリ、シュターツカペレ・ドレスデン)
『大江健三郎 作家自身を語る』(聞き手・構成:尾崎真理子。新潮社)
8時前に東京に到着。バス停を降りた目の前のスターバックスに入り、簡単な朝食。 W・G・ゼーバルトの『土星の環』を読み終える。地盤沈下と廃墟と灰とエクリチュールの文学。デカルトとレンブラントを観想する箇所があるのだが、其処での怜悧さは、ちょっと…