2010-01-01から1年間の記事一覧
神林恒道『近代日本「美学」の誕生』(講談社学術文庫)
「しま」と一緒になってぐぅぐぅ寝ていると昼で、慌てて飛び起きて準備などして実家へ。 実家の前には、庭がわりに植木鉢がたくさん置いてあり、そのなかに猫たちが住み着いていて、今は三匹のまだ若い兄妹がいる。みんな柄が違っていて(黒、黒白、白足袋を…
山城むつみ『ドストエフスキー』(講談社) 遂に出た!
マルティン・ハイデガー『現象学の根本問題』(訳・木田元、平田裕之、迫田健一。作品社) 遂に出た! 封を開けるまで信じられなかったけれど。
この程度のつまらない日記もどきでさえ、ずっと書いていないと、愕然とするくらい、文が下手になる。泣きたくなる。 昼過ぎに起きて、スパゲティを茹でてバターと卵をあえて食べる。 夕方、自転車を漕いでアルバイトへ。昨日ほどの寒さではないのがありがた…
『現代思想(1978年12月臨時増刊):総特集:ヘーゲル』(青土社)
雨だった。 柚子が作っておいてくれた昼飯を食べ、借りてきたDVDで、アラン・J・パクラの『パララックス・ビュー』をみる。ゴードン・ウィリスのキャメラが素晴らしい。'70年代のアメリカ映画は、映画史のひとつの頂点なのではないかと、よく思う。タランテ…
円地文子(訳)『源氏物語』(全五巻。新潮文庫) 武市健人『ヘーゲル論理学の体系 弁証法の基本構造』(岩波書店) エドワード・ロックスパイザー『絵画と音楽』(訳・中村正明。白水社) 『現代思想(1993年7月臨時増刊):ヘーゲルの思想』(青土社) デ…
侯孝賢監督『百年恋歌』
朝起きて、品川へ出て、新幹線に乗る。そのまま日本橋まで出て、「in→dependent theatre2nd」で、May*1の『晴天長短』をみる。金さんも、田中さんもすごく元気そうで、とてもよかった。 舞台の組み立てはきわめてシンプルで、天井には旗がぶらさがり、床には…
G・W・F・ヘーゲル『哲学史講義』(全三巻。訳・長谷川宏。河出書房新社)
エルンスト・H・カントーロヴィチ『王の二つの身体 中世政治神学研究』(下巻。訳・小林公。ちくま学芸文庫) やっと上下巻、揃った。
きょうは柚子が留守なので、アルバイトから帰ってから彼女が作っておいてくれた夕食を取り、「しま」と居間で遊ぶ。『精神現象学』の続きを寝間で読みながら、そのまま眠る。
朝起きて、洗濯機を廻し、ベランダにシーツやら何やらを干す。「しま」は柚子の蒲団のなかで眠っている。 夕方からアルバイト。仕事が終ってから、柚子と待ち合わせて、駅前のミスタードーナツでちょっとお茶を呑んでから帰る。
朝、階段の下で「しま」がまぁまぁ鳴くので降りて行って、洗面台の扉を開けて、水道の蛇口を捻って細く水を流す。「しま」が洗面台の縁に飛び乗って、水をぺろぺろと呑む間に、彼女のお皿に朝食のカリカリを入れる。 水を満足するまで呑んだ「しま」が、カリ…
フリードリヒ・シラー『美と藝術の理論 カリアス書簡』(訳・草薙正夫。岩波文庫) 松本俊夫『映像の発見 アヴァンギャルドとドキュメンタリー』(三一書房)
夕方から新開地へ出て、三宮へ向けてぶらぶらと歩きながら、古本屋の百円とか二百円の棚を漁る。 柚子と待ち合わせて、ミント神戸のレイトショウで、ジェームズ・マンゴールド(そう云えば『コップランド』の監督なのだなあ)の『ナイト&デイ』をみる。スク…
ジャン・イポリット『ヘーゲル歴史哲学序説』(訳・渡辺義雄。朝日出版社) ジャン・イポリット『論理と実存 ヘーゲル論理学試論』(訳・渡辺義雄。朝日出版社) 『立木義浩写真帖〈イヴたち〉』(サンケイ出版) 1970年の写真集。全頁をreblogしたくなる。
「しま」に蒲団から出た足を齧られて、朝は起きる。空気が冷たい。湯船に浸かり、『精神現象学』の続きを読む。 昼飯を食う。先日、義姉から貰った薩摩芋は到底私と柚子とでは食べきれないので、斜め前と、キジトラの縞猫がいるすぐ隣の家に少し持ってゆく。…
臼杵陽『大川周明 イスラームと天皇のはざまで』(青土社)
フランツ・ヴィートマン『ヘーゲル』(訳・中埜肇、加藤耀子。理想社) G・W・F・ヘーゲル『イェーナ精神哲学』(訳・尼寺義弘。晃洋書房) 佐々木中『切りとれ、あの祈る手を 〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』(河出書房新社) 高橋順一『響きと思考の…
衿沢世衣子の『向こう町ガール八景』を読んでから(「オムレツ」と「オオマチヨイグサ」が好き)、椅子の下にいた「しま」を抱っこして、そのまま寝室にゆき、もう一時間ほどすると起き出すはずの柚子の隣に眠ころがる。腕のなかの「しま」は「いやじゃ。」…
エルンスト・カッシーラー『啓蒙主義の哲学』(上下巻。訳・中野好之。ちくま学芸文庫) フリードリヒ・ニーチェ『道徳の系譜学』(訳・中山元。光文社古典新訳文庫) 福沢諭吉『文明論之概略』(岩波文庫)
吉田寛『ヴァーグナーの「ドイツ」 超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ』(青弓社)
パトリス・シェローが演出して、ピエール・ブーレーズが指揮をした1976年からのバイロイトでの《指環》のDVDボックスを久しぶりに引っ張りだしてきて、《ヴァルキューレ》の第一幕をみる。ワーグナーの台本を徹底して読み込んで、非常に緊密な舞台をつくりあ…