『ハンナ』をみる

  • 慌てて朝御飯を柚子と食べて、三宮まで出て、神戸国際松竹でジョー・ライトの『ハンナ』をみる。
  • 古本屋をぶらぶらしてから実家へ出る。祖母から、彼女が昭和十五年、十八歳のときに和歌山から大阪へ出てきて、昭和十九年に結婚して、敗戦を迎えるまでのあたりの話を訊く。結婚式の朝、戦時下なので花嫁衣裳を着るでもなく、もんぺのまま金と銀の襟だけつけて、市電で、式を執り行なう神社までごとごと揺られて向かいながら、何だかとても泣けてきて、ぼろぼろ涙をこぼしたそうである。私を子供の頃可愛がってくれた田辺の米屋の爺さんは、祖父の兄だったのを知る(祖父は彼よりずっとはやくに逝った)。眠っていた父が起きてきたので、父のPCの世話を少しする。弟の家に寄り、漫画を借りてくる。そのまま梅田へ出て、閉店前の古本屋を覗き、ツタヤでDVDを返却してから、のそのそと帰宅する。
  • 柚子がつくったバナナブレッドが大変美味。
  • 朝までテープ起しをぽちぽちと。