2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう届いた新刊

萩原延壽、藤田省三『瘦我慢の精神 福澤諭吉「丁丑公論」「瘦我慢の説」を読む』(朝日文庫)

『塔の上のラプンツェル』をみる

郵便を受け取る。昼過ぎ、突然雨が降る。リュビモフの弾くシューベルトの《即興曲》集を聴いている。《D899》の冒頭の一音からいきなり衝撃的な鋭さ、しかしその勁い響きは、些かの濁りもない透明な炸裂で、驚く。 夕方、三宮まで出て、柚子と待ち合わせてモ…

きょう買った古書

クロード・シモン『ファルサロスの戦い』(訳・菅野昭正。白水社) アラン・バディウ『倫理 〈悪〉の意識についての試論』(訳・長原豊、松本潤一郎。河出書房新社)

祖母から電話がある。熱を出して寝込んだと聞き心配していますが、どうですか、と。面と向かって話をしていると、そうでもないのだが、声だけだと、ほんとうに、祖母はすごく歳をとったのだということが(祖母は大正一二年生れである)、思わず胸がいたくな…

きょう届いたCD

シューベルト『即興曲集』(演奏:アレクセイ・リュビモフ。Zig-Zag Territoires)

きょう届いた古書

上杉隆『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』(新潮社)

雨が降る。

朝起きると雨が、強い風に煽られながら滴を撒き散らしている。折角きのうの夜洗濯物を干したのに、ベランダはすっかり濡れている。 夕方からアルバイト。雨が止まないので、駅まで歩いて電車に乗って出かける。終わってから、本屋に寄って、ちょっと身体を動…

風に揺れる。

朝からものすごい風がびゅうびゅう吹きまくっている。家もぶるぶると震えている。 昼、台所で昼飯を食べていると、外かせ、何かが落ちて地面にぶつかる鈍い音が聞えた。あとで、ベランダをみてみると、物干竿が洗濯物をぶらさげたままコンクリートの床に落ち…

『SOMEWHERE』をみる

夜、梅田ガーテンシネマ(水曜日は千円)まで出て、ソフィア・コッポラの新作『SOMEWHERE』*1をみる。『マリー・アントワネット』よりさらにずっと後退している。 パンフレットに寄せた文で、舞台になっているホテル「シャトー・マーモント」のこと(と、ポ…

嬉しいが難しい。

夕方、少し身体を動かしに行き、一時間ほどして帰宅すると柚子はもう帰っていて、晩御飯の準備を始めている。私はそのままアルバイトへ行く。帰宅して、柚子の作ってくれたタンドリーチキンを食べる。 開高健の「貝塚をつくる」、「黄昏の力」を読む。 某師…

きょう買った古書と届いた古書

風巻景次郎『中世の文学伝統』(岩波文庫) 鹿野忠雄『山と雲と蕃人と 台湾高山紀行』(文遊社)

小説のリハビリ、その他

この頃ずっと哲学書の類ばかり読んでいて、まるで小説を読んでいないので、小説が読めなくなっているのではないかと思い、小説のリハビリをしてみようと考えて、井上義夫の編訳の『コンラッド短篇集』から「文明の前哨地点」を読んでみる。ジョウゼフ・コン…

きょう届いたCD

ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番』(演奏:アレクセイ・リュビモフ。Zig-Zag Territoires*1) *1:http://outhere-music.com/

威圧的にならない音楽。

朝から来週の日雇い仕事の打ち合わせなのだが、電話だけなので、蒲団のなかで済ませてしまう。この分もいちおう給料も出るのでありがたい。しかし根本的に生活を建て直さなければ……。 外は、風が強く吹いていて芯から冷える。だから「しま」は朝から蒲団に潜…

きょう届いた新刊

『思想(特集:レオ・シュトラウスの思想)』(2008年第10号。岩波書店) 『MURAKAMI VERSAILLES』(Editions Xavier Barral*1) *1:http://www.exb.fr/#

その「みんな」のなかに私は入りますか?

昼から三宮へ出る。来週に突発の日雇い仕事の打ち合わせへ。夕方からぶらぶらと三宮の本屋を覗き、ダイエーのスターバックスで仲正昌樹の『アメリカ現代思想』を再読したりして、夜帰宅する。 「しま」のごはんを準備して、その傍で、私は柚子のつくってくれ…

エイプリル・フール。

腹もずいぶん落ち着いてきて、すっかりよくなった。昼は、風呂に浸かって温まりつつ、『シュミットとシュトラウス』を面白く読んでいる。 【カール・シュミットは政治神学である。「必要なことは唯一つ、それが信念である以上、信じられさえすればいいという…