ぼんやりぼやぼや。

  • 終日、家のなかにいて、洗濯をしたり皿を洗ったり「しま」と遊んだり床に積み上げた本を一階の本棚に運んだり本を読んだり書き物をしたりしているうちに、夜。
  • T君から聴いてみてくれと云われていたカール・クレイグと室内オーケストラの競演のさまを見る*1。結局、どちらも、とても遠慮しているだけだ。こう云うのは、レスペクトとは云わない。互いに、相手をすっかり食ってしまうぞと云う気迫や戦略がないと、異種格闘技はつまらないのだから。演奏会のタイトルを「VERSUS」と謳っているのならば、私はやはり、今まで聴いたことがないものの発現こそ期待してしまうが、此処には些かの未聴感もなく(このくらいのエクスペリメンタルなら、そしてエクスペリエンスも、現代音楽を聴いているほうが、よほどメチャクチャなのが聴ける。例えばノーノの晩年の電子音楽とか)、ちょっと残念だった。これなら、坂本龍一とカールステン・ニコライとアンサンブル・モデルンの『utp_』*2のほうが、まだそのあたりの衝突に就いて考えられていて、面白いと云える。
  • 吉村昭の『彰義隊』を読んでいる。アンゲロプロスの映画を想起しながら。
  • 心を決める。取りあえず吉田喜重の『エロス+虐殺』のDVDをひっぱりだしてくる。この映画で、日本の現代音楽なるものと、私は初めて遭遇したのだった。「ココはキミの来る世界ではないッッッッ!」
  • 批評同人雑誌『アラザル』のブログ*3にて、「だいたい毎日批評」を開始。アラザル同人が概ね毎日、交替で更新。乞御期待!
  • ところで、「しま」のそれのような尻尾のことを、「鍵しっぽ」と呼ぶのだそうだ。