美術

「ターナー賞」展/『軍人たち』素晴らしい!/ティルマンス「Lichter」展

東京駅前に着き、そのままスターバックスに入り、温かいココアを飲む。十時前に店を出て、六本木ヒルズに。 展望台からはジオラマのような東京の風景が眺め下ろせ、『パトレイバー2』の武装ヘリのパイロットはさぞ気持ち良かっただろうなと、前に此処に来た…

本と版画と批評とあんみつ

東京駅に着き、軽く朝を食べ、やがて高田馬場に。早稲田通りの古本屋をぐるり。安い本で愉しむ。きょうも「天下一品」で昼を摂り、「高野家」と云うずいぶん年季の入った甘味処で、クリーム白玉あんみつを食べる。店内の雰囲気も素敵で、味も旨い。 信濃町ま…

狩野永徳と三十三間堂

ベランダの金魚金銀に餌をやる。水面を見つめているが、水草の影の下からなかなか姿を現わさず。諦めてそのまま洗濯物を干して、ふと再び目を落とすと、赤い塊がふたつ、ゆらゆらと縺れ合いながら、水面の餌を啄んでいる。 おでんを持って姑の病院に行き、や…

『LIFE』と私のライフ

バスが東京駅に着き、停車所の真ん前にあるスターバックスでココアを飲み、フレンチトーストを食い(意外に旨い)、たらたらと10時過ぎまで時間を潰して、初台のICC*1に行き、坂本龍一×高谷史郎の『LIFE - fluid, invisible, inaudible ...』*2を見る。 出会…

「ベルギー王立美術館展」その他

国立国際美術館*1で開催中の「ベルギー王立美術館展」*2へ柚子と出掛ける。ルーベンスやアンソニー・ヴァン・ダイクの描く、黒と白の装いで着飾った貴人たちの肖像画を凝視し、ブリュッセルで見た最高に軽薄な一枚"L'atelier des femmes peintres"*3を描いた…

不気味なるロダン

昼に近くなって起き出してくると、すっかり花弁を開いていた芍薬*1。 昼過ぎからひとりで出掛けて、『ロダン 想像の秘密 白と黒の新しい世界』展*2を兵庫県立美術館で見る。 茶化さないでロダンを見るのなど初めてだ。フィリップ・ジュリアンの本の云うとお…

ビル・ヴィオラ展を観る

着道楽の頃が懐かしい

夕方から出掛ける。ずっと着ているジャケットの肩が少し破れてきたので、一年以上ぶりに心斎橋のコムデギャルソンへ出向き、修理を依頼。 そのまま商店街を抜けて徒歩で移動し、ちょっと迷ったりしながら閉店直前に「TARO NASU GALLERY」*1に滑り込み、建築…

藤田嗣治の最高峰はやはり戦争画だった

激しい雨。夕方から仕事を抜けて、ようやく京都国立近代美術館へ「藤田嗣治展」*1を観に行く。「アンナ・ド・ノアイユの肖像」に感じ入ったり、日本に帰ったばかりの頃に描かれた「我が画室」と題された絵に、日本で最初の洋画である平賀源内の「西洋婦人図…

村上隆の作品のオーナー(爆笑)からひと言

訴訟を起していることすら知らなかったが、村上隆の裁判のニュース*1。それに対する村上隆のコメント*2。 椹木野衣の『日本・現代・美術』に拠れば、村上隆の「美術」とは、こうだ。 村上がもくろむのは、いまや日本のオリジナリティを代表するといっても過…

杉本博司は、ものすごい。

九時過ぎに宿を出て、森美術館で「杉本博司 時間の終わり」展*1を観るために、地下鉄に乗って六本木に。六本木ヒルズの地下のスターバックスでキャラメルフラペチーノのショートサイズを飲んでから美術館に入る。 端的に感想を述べるならば、圧巻。今年どこ…

ディスカヴァー・非・ジャパン!

朝6時半に拙宅を出て、梅田に。マルビルの電光掲示板が取り払われている*1のに驚き、月組の座席券を求める長蛇の列の脇を抜けて、阪急三番街から8時発の高速バスに乗り、約4時間後、JR金沢駅前に到着する。其処から更に市バスに乗り換え、金沢市内を移動…

ガンダム・センチネル展もやらんかね?

午後から旧友のI君とサントリーミュージアム*1で開催中のガンダム展*2に。会田誠の「ザク」は藤田嗣治の「アッツ島玉砕」を想起させて良い。他は、篠田太郎の「Space Camp Site」のコロニーの内側を流れる水滴と、子供が泣き出していた西尾康之「crash セイ…

ものすごい化物だ、蕭白。

二度寝しながら10時半、起床。昼から柚子とふたりで、京都国立博物館の特別展「曾我蕭白」*1に出掛ける。 久しぶりに、絵を見てぐったりと疲れた。兎に角、絵の総てが、凶暴。過剰。「えげつない」と云う言葉がぴったり。波の描写ひとつにしても蕭白は、同…