2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『トランスルーセント』を観る

U君と待ち合わせて日本橋へ。劇場の前で弟と落ち合い、シアターシンクタンク万化*1の新作『トランスルーセント 彼女とドーナツを』を見物する。原作の漫画は未読。 「万化初の恋愛演劇」と称していて、なるほどキスシーンもあり告白や恋の始まりもあり失われ…

きょう買ったDVDとCD

ドビュッシー『ペレアスとメリザンド』(演出:ズヴェン=エリック・ベヒトルフ。指揮:フランツ・ヴェルザー=メスト。チューリッヒ歌劇場。TDKコア) ヴェルディ『運命の力』(指揮:ディミトリ・ミトロプーロス。ウィーン国立歌劇場。ORFEO)*1 ヴェルディ…

きょう買った新刊

東浩紀ほか『コンテンツの思想』(青土社) この本に収められた東浩紀との対談で、「一〇〇パーセント虚構(描かれた絵)であるアニメという表現手法にリアリティをもたせるとしたら、作品世界が僕らが生きている現実の延長線上にある共通認識を視聴者に持た…

『ドリームガールズ』は素晴らしい!

取りあえず今日で会社を退職したわけだが、引き継ぎやらなんならで、来月もぽつぽつ出社することになる。柚子と待ち合わせてモスバーガーで夕食を食べ、ミント神戸をぶらり。 「MARKS&WEB」*1でラベンダーの精油をひと瓶、柚子に買い、タワーレコードに寄っ…

時折ひどい肩凝りでして

肩が凝り、痛いほど。 夕食を食べてから、蒲団の上で柚子に揉んでもらう。 そのまま眠ってしまい、その夜の激しい雨も風も知らず、携帯を充電器に繋ぐこともパソコンの電源を切ることもせず、朝まで熟睡。

きょう買った新刊

森薫『エマ』(第8巻。エンターブレイン)

ミスタードーナツで妻と

ぼんやりと最後の仕事を片付けていると、さっさと日が暮れる。帰路に。 柚子と待ち合わせて、一緒に帰宅する。

大変、美味でございました

私の送別会を兼ねて、会社の皆で丹波篠山へ。一会庵の蕎麦と料亭旅館大和の猪鍋に舌鼓をうつ。 「お菓子の里」と云う施設に移築され「丹波ウィーンの館」と名称を変えて利用されている旧垂水警察署(その前は四本氏と云う戦争成金の邸だったとか)の建築が素…

虫歯を削る

会社を少し早退して歯医者。虫歯の巣窟となっている右奥の親知らずをガリガリ削り取る。抜かずに利用する治療方針と決まったのだが、その理由のひとつが、私の口がデカくてぐわあっと拡がるので、口腔の奥へも治療器具が突っ込めるからなのだそうだ。ああ恥…

その男、気鬱につき

朝はU君と三宮で会う約束をしていたが、どうにも昨晩から気鬱で、キャンセルしてもらう。 部屋の片づけをしながら、『ふたつのスピカ』の最新刊、武富健治の短篇集『掃除当番』(「8月31日」に於ける鏡の前の少女の絵は、殆ど宗教画のようで、経血の匂いの混…

『M』を再見。

雨。義姉と姪が帰宅する。 先日購入した、フリッツ・ラングの『M』の最新版DVDをようやく観る。米国で出たクライテリオンのものをベースにしているので、私が以前観たものとは比較にならないくらい、驚くほど映像が美しくなっている。復元作業に携わった総て…

きょう買った新刊

許光俊『問答無用のクラシック』(青弓社) 許光俊は私が今、最も信用している日本の批評家のひとり。新刊が出たら必ず買っている。例えば本屋で、この本に収められた「録音について」と題された短い文を読んでみるといい。この批評家の素晴らしさがおのずと…

きょう買った新刊

山崎浩太郎『クラシックヒストリカル108』(アルファベータ社)

『デジャヴ』はスゴイぞ

締切を終え、日報をメールで社長へ送信。いつもなら「次号も頑張ります」とかなんとか決まり文句を末尾に添えるのだが、それは書かず。これで終わりかと思うと、ほんのり、気が抜けたようになる。 ジュンク堂に寄り、そのまま帰るつもりだったが、ミント神戸…

妻と海にゆく

昨晩はすっかり疲れ果て、蒲団に沈む。 昼前に起きる。義姉夫婦もやってきて墓参りへ。車の定員があるので、私と柚子は電車で。 墓参りを済ませた帰路、海が見たくなり、柚子を誘い途中下車して須磨駅で下りる。 水と砂と陽光しかない、地面が終わる場所。細…

きょう届いたDVD

アルフォンソ・キュアロン監督『トゥモロー・ワールド』 昨年のベストワン映画だが、生涯のベストテン入りの可能性もある。兎に角、私に「ぴったり」の映画だったのだ。

インド料理はおいしかったそうです。

明日が祝日で休みになり、明後日は出稿日になるので、今日中に仕事のあらかたを片づけねばならず。 好事魔多しとはよく云ったもので、七時半からのインド料理屋での会食を愉しみにしていたのだが、事務所を出たのが十時過ぎ。しかも行き先は高槻で、インド料…

きょう買った古書

クルト・リース『ドイツ映画の偉大な時代 ただひとたびの』(訳・平井正、柴田陽弘。フィルムアート社) 川上弘美『真鶴』(文藝春秋)

わたしの考える日本映画に就いて

3月17日、私が最も好きだった日本映画の男優である、船越英二が死去したそうだ。この日は彼の誕生日だったとか。合掌。 船越英二と云えば、最初は『暴れん坊将軍』の二代目ジィか、ポリデントの「オジイチャン、オクチ、クサーイ」のCMぐらいしか認識がなく…

きょう買った新刊

内田義雄『戦争指揮官リンカーン アメリカ大統領の戦争』(文春新書) 田岡俊次『北朝鮮・中国はどれだけ恐いか』(朝日新書)

劇場の力

きょう買った新刊

ロレンス・ダレル『アレクサンドリア四重奏 1.ジュスティーヌ』(訳・高松雄一。河出書房新社) 出る出ると云われ続けていた改訂新訳版の第一巻が遂に登場。最初は河出文庫から出るはずだったが、単行本での刊行に。以前の翻訳を揃えていても金がなくても、…

ビル・ヴィオラ展を観る

きょう届いた新刊

安田朗『∀ガンダムデザインズ』(角川書店)

I嬢の「ペレアスとメリザンド」

仕事を途中で抜け出して、大阪音楽大学へ。卒業演奏会で、I嬢の作曲した曲を聴くため。開演直前にギリギリで会場に滑り込む。「PROVOKE」の「M2」こと、MR氏とMT氏と邂逅し、彼らの隣の席に座る。パンフレットで曲名を確かめる間もなく、すぐに演奏が始まる。…

きょう買った新刊

椎根和『平凡パンチの三島由紀夫』(新潮社) タイトルを見て、冒頭の数行を読み、すぐ購入。三島由紀夫が日本初の、大衆消費社会に於ける「スーパースター」であったことから書き起こされるこの本は、私が最も読みたかった三島由紀夫論であり、同じ理由から…

きょう買ったCD

『橋本國彦:交響曲第1番/交響組曲「天女と漁夫」』(指揮:沼尻竜典、東京都交響楽団。NAXOS) 『グスタフ・マーラー:交響曲第9番』(指揮:ブルーノ・マデルナ、BBC交響楽団。1971年ライヴ。BBC LEGENDS) 『グスタフ・マーラー:交響曲第9番/リヒャルト…

きょう買った古書と届いた古書

アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ『大理石』(訳・澁澤龍彦、高橋たか子。人文書院) トマス・M・ディッシュ『キャンプ・コンセントレーション』(サンリオSF文庫)

丸山眞男とエリザベス2世

「近代日本の思想と文学」と「あとがき」を読み終え、丸山眞男の『日本の思想』を読了する。私がこれまでポツポツと読み続け、大きな影響を被ってきたフランス現代思想、例えば構造主義やポスト構造主義、ポスト・モダニズムなどの議論や展開のその総てを、…

きょう買った古書

アルフレート・ファークツ『軍国主義の歴史』(第1巻、第2巻。訳・望田 幸男、天野 真宏。福村出版)