2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう届いた新刊

中原昌也『映画の頭脳破壊』(文藝春秋)

忌明け。

姑の四十九日。快晴。義姉夫婦と姪の他にも、親戚がきてくれる。坊主の読経の後、皆で近所の鮨屋に。家に戻ってしばらくすると、私の実家からも祖母と母、妹がやってくる。 妹に持ってきてもらった弟の『のだめカンタービレ』の第20巻を読む。ラヴェルの「ピ…

きょう届いた新刊

武藤康史『文学鶴亀』(国書刊行会) 古本屋の棚を眺めるとき、私は其処で、ずっと探していた本を、或いは、その存在さえ知らなかったような本が、こちらに背を見せるのを夢想しているものだが、同様に、新刊本屋の棚でも、私は始終、白昼夢を見ている。それ…

冬が終わる。

夕方になると近所に灯油の販売の車が来るのだが、きょうで今冬は販売を終わります、また寒くなるときに!とテープを流している。今年は結局、灯油は買わなかった。姑がいた頃は寒くなると、いつも彼女が居間で石油ストーブを使っていたので、よく灯油缶を戸…

池田亮司を感覚する。

ふと、飯島洋一の『グラウンド・ゼロと現代建築』を読み始める。 夕方から出掛けて、伊丹のアイホールで、堂山カンタービレの諸氏と、池田亮司の『datamatics[ver.2.0]完全版』を観る/聴く。最前列のちょうど真ン中で。 ものすごくクリアな画面と、些かの濁…

『レンブラントの夜警』を観る。

早起きをして、いよいよ自動車学校に真面目に通い始める。機械を使った模擬をふたコマ、学科をひとコマ。 学校の帰りに、今日は「シネカノン神戸」が千円の日なので、ピーター・グリーナウェイの『レンブラントの夜警』*1を観る。 『夜警』*2を描いた頃のレ…

『シガテラ』を読了し、『リング』を観る。

段ボール箱の中から(他のCDを探していたのだがそれは見つからず)ピチカート・ファイヴの『TYO』を引っ張り出してきて、すごく久しぶりに聴く。拙宅のステレオ装置は、クラシックよりも明らかに、ポップスを聴くときのほうが、俄然よい音を出す。歌声と弦が…

夜は雨。

夕方、M女史が拙宅に訪ね来たる。ケーキを食べ、おでんの鍋を突付きながら、柚子と三人でゲラゲラと駄弁る。 真夜中、テープ起こしの最終局面に到達し、ちょっと休憩して古谷実の『シガテラ』を読み始める。第2巻まで。何という漫画だ! 朝方、ジンジンする…

きょう買った古書

T・W・アドルノ&エルンスト・クシェネク『アドルノ=クシェネク往復書簡 1929-1964』(訳・深田甫。みすず書房)

父、帰らず。

夕方から出掛けて、堂山町でDVDを返却し、また借りて、近くの古本屋を廻り、そのまま実家に。 柚子から言づかった用事を済ませ、黒猫二匹と遊び、母と祖母から父への愚痴を私が聞き、帰路に。 柚子と待ち合わせて帰宅する。ジジェクの『ラカンはこう読め!』…

きょう届いた新刊と古書

押井守、岡部いさく『戦争のリアル Disputationes PAX JAPONICA』(エンターブレイン) 磯崎新『空間へ』(美術出版社)

『世界・人類・平和』を観る。

午後遅く、ようやく頭が廻り始める。風呂に入り、ついでに風呂掃除。 夕方、DVDで頂戴していた、山下望の『世界・人類・平和』を観る。49分の映画だか、非常に周到に作り込まれていて、面白く観ることができた。 『ドラえもん』に登場する、野比のび太が、綾…

きょう買った古書

中野重治『むらぎも』(新潮文庫)

COTO-PRESENTを聴く。

そろそろ本当に就職をどうにかしないと……。ちゃんと自動車学校にも通わないと……。とか考えながら洗濯機をぐるぐる廻して、洗濯物を干す。 午後遅く、淡路の古本屋を覗き、夕方からは烏丸の「京都芸術センター」で、I嬢とMT君と共に、COTO-PRESENT(コトプレ…

『上海から来た女』を観る。

DVDでオーソン・ウェルズの『上海から来た女』を観る。私たちはイメージから自由になることはできず、イメージに騙され、イメージを殺害しようとして、イメージに殺害される。私たちはリアルに触れることは決してできない。死の瞬間を除いて。 オープニング…

きょう届いた新刊と買った新刊

円城塔『Boy's Surface』(早川書房) フィリップ・ヒル+デイヴィッド・リーチ『ラカン』(訳・新宮一成、村田智子。ちくま学芸文庫)

長電話。

柚子に朝早く起こして貰って、堂山町のツタヤまでヴィデオとDVDを返却しに出かける。久しぶりに本屋をぶらり。 斎藤環の『生き延びるためのラカン』を読み終える。斎藤の数多い著作のなかで、最も良い本。何しろこれは私のために書かれた本で、つまりそれは…

きょう届いたDVD

ラース・フォン・トリアー監督『エレメント・オブ・クライム』(COLUMBIA)

『静かなる一頁』、罪と罰と廃墟と水。

アレクサンドル・ソクーロフの『静かなる一頁』*1を、借りてきたヴィデオで観る。ドストエフスキーの『罪と罰』を素材に撮られた70分ほどの短い映画。 水の流れている音がずっと小さく聴こえている廃墟のように撮られたモノクロームと見紛うほどに色をこそぎ…

買物と友達。

昼前に、柚子と自転車でホームセンターに行き、彼女の部屋に新しく入れる机や本棚を注文してくる。椅子用のクッションを買ってもらう。 夕方からU君が拙宅に。夕食の準備をしてあるよと云っても、朝からずっと腹が減っているからと、ご飯と生卵と醤油を所望…

きょう買った新刊

谷川渥『廃墟の美学』(集英社新書)

携帯電話が出てきた!

朝、電鉄会社の忘れ物センターに電話。携帯見つかる。昨夜電車のなかで誰かが拾って車掌に届けてくれたらしい。どなたか存じ上げませんが、本当にありがとう。あなたに大きな幸福がありますように! 皆さまどうもご心配おかけしました。携帯、財布、定期券、…