2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
三島由紀夫『文化防衛論』(ちくま文庫) 武富健治『鈴木先生』(第二巻。双葉社) 川村二郎『白夜の廻廊 世紀末文学逍遥』(岩波書店)
朝、少し雨が降る。昨日の夜、帰りながらいい調子で「満鉄小唄」*1なんか歌ったのがいけなかったか。 定時で仕事を終え、U君とJR大阪駅で落ち合い、満員だったので諦めていたが、彼がチケットを取ってくれた内田樹と茂木健一郎の対談を聴きに、吉野家で豚丼…
夕方、実家に立ち寄り、昨日会えなかった母親からパンや天麩羅を手渡される。 奥の部屋で暖房の風に身体を晒していた黒猫の鼻の頭を撫でてやると、気持ち良さそうにしていた。 家を出ると雨。 丸山眞男の「日本の思想」をたらたらと読んでいる。短い論文なの…
昼過ぎ、仕事の途中で実家に寄り、柚子のおつかい。 不在の弟から漫画を借り、祖母とぽつぽつ話をする。 昼もほの暗い台所で白いポットの上に丸々と蹲って暖を取っている黒猫を抱っこして、うっすら嫌がられる。 祖母が路地の外まで出てきて、見送ってくれた…
ブライアン・W・オールディス『世界Aの報告書』(訳・大和田始。サンリオSF文庫) ジェラルド・ダレル『虫とけものと家族たち』(訳・池澤夏樹。集英社文庫) プーシキン『ボリス・ゴドゥノフ』(訳・佐々木彰、岩波文庫) 『討論 三島由紀夫vs.東大全共闘《…
昼から外出。 外で義姉と姪、姑と柚子と中華料理を食べる。 姪(二歳児)は姑に買ってもらった虎の縫いぐるみを抱いて「とーとーとー」と叫びながらご満悦。 料理がひと通り終わり、デザートの段になって、姪がぶんむくれ。 彼女の前に置かれたタピオカミル…
フリッツ・ラング監督『M』(紀伊國屋書店)
終日、家で過ごす。 次の仕事をどうするかと云うことを考え始めると頭が痛くなる。どう考えても辞めるしか道のない今の会社すらやはり辞めないほうがよかったかと、ちかちかと疼くように思う始末で、こういう答えの出にくいものを倦まずたゆまず考えることが…
苅部直『丸山眞男 リベラリストの肖像』(岩波新書) ガブリエーレ・ダヌンツィオ『死の勝利』(訳・野上素一。岩波文庫) 堀晃『バビロニア・ウェーブ』(創元SF文庫) 北杜夫『輝ける碧き空の下で』(上下巻。新潮社) その後調べてみたら既に新潮文庫版は…
夜半から雨。暗闇の中で薄ぼんやりと目が醒め、隣で、やはり眠りを中断されたらしい柚子とふた言み言交わして、何を話したかはもうはっきりと思い出せない、そのまま再び眠りに沈む。 モトコーのなかの「あづま書房」が店を閉めていた。隻腕のオヤジさんが独…
読書は電車のなかが最も捗るのは、中学生の頃からずっと変わらない。あとは便所だ。 内田樹の『下流志向』を読了。 現時点で内田樹の本を一冊と問われたら迷わずこれを奨めるだろう。めちゃめちゃ良くできたベスト・アルバムのようなものである。 時間論を軸…
イマヌエル・カント『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』(訳・中山元。光文社古典新訳文庫) 柚子のamazonでの買物に便乗したのである。
締切日を明日に控え、へろへろになりながら終電一本前。 帰宅すると柚子が起き出しておにぎりふたつ、ウインナーを炒めたもの、豚汁を作って出してくれる。 とても旨かった。 食べ終えるとそのまま蒲団に倒れ込む。
ロバート・リテル『赤葡萄酒のかけら』(訳・北澤和彦。上下巻。新潮文庫)
岩井克己『天皇家の宿題』を読み終える。女系天皇と女性天皇の違いをちゃんと説明できない私みたいな日本人は必読。鰯の頭もなんとやらの絶対的な崇敬でも、改革の名を借りたヒステリックな廃絶論でもなく、その歴史に敬意を表しつつ天皇制を考えてみたいと…
渋谷慶一郎『ATAK010:filmachine phonics』
ロバート・リテル『チャーリー・ヘラーの復讐』(訳・北村太郎。新潮文庫) ロバート・リテル『スリーパーにシグナルを送れ』(訳・北村太郎。新潮文庫) ロバート・リテル『最初で最後のスパイ』(訳・北澤和彦。新潮文庫) ロバート・リテル『ロシアの恋人…
陽が昇ってから蒲団に潜り込み、昼過ぎに起きだして、終日、ウチのなかでだらだらと過ごす。 カラヤンの振った『蝶々夫人』を聴く。日ごろはマゼール指揮のものを良く聴いているが、やはり大した演奏だ。燃焼度も箆棒に高く、それでいて細部の構築が非常に緻…
ドナルド・A・ウォルハイム&テリー・カー編『ホークスビル収容所 ワールズ・ベスト1968』(訳・浅倉久志他。ハヤカワ文庫) サミュエル・R・ディレーニー、R・A・ラファティ、T・M・ディッシュ、ハーラン・エリスン、キース・ロバーツ、ブライアン・W・オー…
朝から義姉と姪がやってくる。義兄は風邪で伏せっているとか。昼前から自転車に乗って駅前のT歯科に。小学生の時からずっと同じ歯科医(Y先生)に掛かっていたのだが、正月の歯痛の折に診察を依頼した際、些かつれないメールが返ってきて、医院の場所も遠い…
岩井克己『天皇家の宿題』(朝日選書)
昼前に当日B席を購入し、昼から仕事を抜け出して今日も花組の公演*1を観る。 仕事を終えて柚子と三宮で待ち合わせ。駅前のKFCで夕食。その後、自宅の近所のカラオケへ。 ふたりで荒井由美メドレーや石川さゆり、沢田研二やはっぴいえんどやら懐メロばかり歌…
メールボックスを開けると、9月に来日するチューリッヒ歌劇場の『ばらの騎士』の先行予約に柚子の分と2枚、D席で当たっていた。柚子とオペラをナマで観るのはこれが初めてになる。 先月末のベルリン国立歌劇場の『トリスタンとイゾルデ』のE、F席の先行予約…
明け方から凄い風が吹きまくる。ときどき雨も。昨夜は旨いものを食べた所為だろう、柚子と共にそのまま蒲団の上に転がって眠ってしまい、目が醒めると朝の五時。起き出してブログのアップなど。少しだけ再び眠り、風呂に入っていつものように出社。 白田秀彰…
仕事の合間に梅田へ。「天神さんの古本まつり」に行くが、着いたのが五時半だったのでもう店じまいをしていてがっかり。 柚子と待ち合わせて帰宅。 今夜は昨日、明石の「魚の棚」で買ってきた鰻を丼にして食べる。うめー。 食後、昨日の牛乳を飲む。うめー。…
長谷部恭男『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書)
昼から柚子と、ごそごそと出掛け、電車に乗ってJR明石駅で下りる。 有名な「魚の棚」や「たこフェリー」乗り場など駅前をぶらぶら観光してから、明石市立文化博物館*1へ。前から気になっていた「昭和なつかし博覧会」*2に。先月までは二階も含めもっと大規模…
大塚英志『サブカルチャー文学論』(朝日文庫)
ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』(演出:オリヴィエ・ピー。指揮:アルミン・ジョルダン。スイス・ロマンド管弦楽団。ジュネーヴ大歌劇場。BEL AIR CLASSIQUES)
朝からどたばたと柚子と準備をして、蓮華嬢とS君の結婚式へ。会場が大阪堂島だったので、式場へ向かう前にワルティに慌てて寄り取り置きしておいて貰ったDVDを引き取る。 一昨年はじぶんがそうだったのでよく判るが、神父の待つ宣誓台へ歩く数メートルと云う…